〈レシピ〉玉ねぎの丸ごと蒸し|河合真理さんの大満足レシピ
玉ねぎが日もちするのは、生命力が強い証拠。
殺菌作用、疲労回復、血行をよくするなど、嬉しい効果のある成分ががたくさん含まれています。
食べると力が出て、元気な体をつくるもとになります。
【プロフィール】
料理研究家・河合真理
かわい まり:素材の持ち味を生かした、滋味豊かな料理が魅力。祖母・阿部なをさんの心と技が土台に。企業での食品開発にも、より安全でおいしいものを、という思いで携わる。
【玉ねぎをおいしくいただく切り方のコツ】
右:繊維を切る
短時間でやわらかくなり、甘みが出ます。オニオングラタンや煮込みなど甘みを引き出したい料理や、サラダに。
左:横半分に切り、繊維にそってスライス
シャキシャキ感を残したい炒めものや酢のものに。
【おやさい豆知識】
北海道、佐賀、兵庫で生産量の8割を占める「玉ねぎ」。中でも、淡路島の玉ねぎは甘みが強いと言われます。
やわらかくサラダ向きの「ホワイトオニオン」、からみが少ない「赤玉ねぎ」なども、試してみてください。
玉ねぎの丸ごと蒸し
インパクトのある蒸しもの。
玉ねぎの甘みに、ほろっとしたえびのおいしさが際立ちます。
【材料(4人分)】
玉ねぎ……………2個
むきえび…………4~6尾
マスタード………小さじ2
白すりごま………小さじ1/2
ドライハーブ……適量
(ハーブミックスやタイムなど)
塩…………………適量
黒粒胡椒…………適量(好みで)
【つくり方】
1.
玉ねぎは天地を落とし、皮をむく。
上部1/4を切り分けて、ふたにする。
さらに表面の2~3枚分を残して
中をスプーンやバターナイフなどでくり抜く。
2.
くり抜いた玉ねぎ、むきえびを細かくきざみ、マスタード、白すりごま、ドライハーブ、塩とよく混ぜ合わせる。
3.
くり抜いた部分に2を詰め、耐熱容器に入れて、やわらかくなるまで蒸すか、レンジにかける(1個につき600Wで4分30秒が目安)。
4.
3を皿に盛り、好みで黒粒胡椒を挽く。
――・――・――・――・――
2024年3月発売の「”やさい上手”の春夏ごはん」では、このほかにも河合さんおすすめの玉ねぎ・長ねぎをおいしくいただく料理を紹介しています。
「きせつを楽しむ大満足レシピ6 玉ねぎ・長ねぎ×河合真理さん」(撮影=青山紀子)
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