ほうじチャイとルイボスハーブチャイで豊かな時間を

[モノと暮らしのストーリー・吉池浩美さん 04]

 

 

長野県東御(とうみ)市でチャイと焼き菓子を楽しめるカフェ「mimiLotus(ミミロータス)」を営む、吉池さん。ネパールやインドを巡りながら、現地の人にチャイをふるまい、旅の風景からインスピレーションを受けたさまざまなアレンジチャイを生み出してきました。そんな吉池さんに、ほっとひと息つきたいときに飲みたいチャイを教えてもらいました。

(文・赤木真弓/写真・吉池浩美)

 


 

豊かな時間をもちたいときに

吉池浩美さん(mimiLotus[ミミロータス]店主)

 

 

香ばしい香りに思わずリラックス〈ほうじチャイ〉

 

ほうじチャイブレンドはネパールのチャイ用の茶葉「イラム」と、京都のほうじ茶をブレンド。リピーターも多く、チャイ初心者にも飲みやすいチャイです。

 

 

ほうじ茶は実はミルクとの相性が抜群。やさしい味です。ただ、ほうじ茶だけでチャイを作ると色は真っ白に。シャバシャバしたライトな飲み物になってしまうので、ネパールの濃く煮出せる茶葉を合わせることでコクを出しています。

 

香ばしいほうじ茶の香りが加わるので、和菓子にぴったり。スパイスに飽きたときに飲むと新鮮に感じられたり、きなこやごま、ジンジャーやシナモンを足したり、あずきを入れてもおいしいです。おしるこを作るときに、ほうじチャイをベースにしても。和のものがとても合います。

 

ノンカフェインの優しいチャイ〈ルイボスハーブチャイ〉

 

ルイボスハーブチャイブレンドのベースは、ルイボスティー。ローズ、レモンに似たヴェルヴェーヌ(レモンバーベナ)、ペパーミント、レモングラス、ラベンダー、カモミールと、ハーブがたっぷり入っています。

 

 

1杯作るのに茶葉をたっぷり使う、ごほうび的なチャイ。ギフトに使う人も多いです。煮出している間にハーブのいい香りがするので、その時間も楽しんでもらえたら。

 

今日は贅沢をしたい、疲れたから幸せな気持ちで眠りたい、そういうときにおすすめ。ノンカフェインなので寝る前にも飲むことができ、リラックスタイムにぴったり。淹れ方は普通のプレーンチャイと同じですが、ハーブティとしてストレートで飲むこともできます。

 

今回ご紹介した商品は、F-TOMO SHOP でもお求めいただけます。

 

(2024.12.11)

 

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吉池浩美 よしいけひろみ
1974年、長野県生まれ。15歳のとき、トレッキングで訪れたネパールで現地のチャイを知り、紅茶屋になろうと決意。自由学園卒業後、神奈川県藤沢の「紅茶専門店ディンブラ」にて10年間、磯淵猛(いそぶちたけし)氏に師事。2005年、鎌倉に「紅茶専門店ミミロータス」を開き、13年間営業の後閉店。1年間ネパール各地チャイをふるまう旅をする。現在は長野県・東御市にてチャイと焼き菓子の専門店「mimiLotus」を営む。2024年12月10日に初の著書『旅のち、チャイ ーチャイと焼き菓子のレシピ&旅ノート』を、婦人之友社より発売予定。
【Instagram】@mimiLotus


2024年12月10日発売
『旅のち、チャイ』
1,815円(税込) 詳細⇒