はぐくむ生活
子育て真っ最中のお母さんたちの様々な悩みに、深い共感をもってこたえ、励ましつづけた応援歌51篇。子育ての楽しさと厳しさを、やさしい言葉で明快に語ります。
著者紹介
1930年東京に生まれる。お茶の水女子大学で子どもの成長と保育について学ぶ。家庭で4人の子どもとの生活を経て、愛育養護学校で特別に手助けを必要とする子どもの保育に関わる。1978年から23年間、婦人之友社「乳幼児グループ」で子どもの心の成長と母親の心の健康問題を担当。
目次
■第一章 成長する子どもと出会う
- 裸のままやってきた赤ちゃん
- 手をかけ心をかけること
- 子どもが自分から興味をもってすること
- 自己主張のはじまるころ
- トラブルざかりは成長ざかり
- 「迷うこと」の大切さ
- 立ち直る力を育てる
- 子どもと死-存在の不安-
- あやまること-相手に対する心づかいができるころ-
- 自分を表現しつつ相手を生かす力
- けんかから仲直りへ
- 入園前後の子どもたち
- 子育ての基本に戻って考える-特別に手助けを必要とする子ども-
■第二章 問題を訴える子ども
- 「困ったこと」の欄を読んで
- やさしい、おとなしい子の気になる行動
- 「人をかむ」という訴え
- 子どもが自分自身に出会う
- どもることを心配した手紙を読んで
- 母親の顔色をうかがうことは困ったことだろうか
- 子どもの「乱暴」について
- 「子どもの中で活発に遊ばない」という訴え
- 子どもが物をねだるとき
■第三章 子どものいる生活の中で
- 育児のちょっとたいへんな時期-赤ちゃんから幼児へ
- 幼い子と「叱る」こと
- 生活の工夫
- きょうだいになっていくプロセス
- 子どもにとっての家族
- 育て合う父親と母親
- 夫婦の問題と子ども
- 子どもに支えられたとっておきの話
- それぞれのひびきを合わせて
■第四章 はぐくむ生活でおとなは自分を見つめる
- たいへんコップの知恵
- 逆風の中の子育て
- 贅沢な時間
- お母さんの危機のときに
- 人との関わり
- 現代の「子育て不安」にこたえて
- 「…こんなでいいのか私」という問いを読んで
- 再び「…こんなでいいのか私」
- 「ぼく、これでええんや」
おわりに