未来の余白から
2018年12月5日発売
世界を知る国際法学者が綴る初のエッセイ!
『婦人之友』連載から生まれた一冊。
映画、文学、音楽…さまざまなジャンルを通して、清々しい筆致で明日への伝言を語ります。
『婦人之友』掲載の24篇に書き下ろし1篇を加えました。
最上敏樹
国際法学者 早稲田大学教授
1950年、北海道生まれ。1980年から国際基督教大学教授。同大学平和研究所所長を経て、2011年より現職。日本平和学会会長などを歴任。著書に『国連システムを超えて』『人道的介入』『国境なき平和に』『国際立憲主義の時代』のほか、本誌で犬養道子氏、武田清子氏と対談も。
収録数 24篇+書き下ろし1篇
四六判 240ページ
装丁・本文デザイン 坂川栄治 鳴田小夜子
2018年12月12日に行われた出版記念講演会の模様はこちらから
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目次
第1章 悲しみへの共感
ー2015年
- ふたつのサン・ピエール
- モエレ沼公園
- 悲しみと不寛容と
- 八月の平和――沖縄にも終戦を
- シルヴィアのいる街で
- 反知性主義について
- 「さあ、意気消沈だけはしないでおこうよ」
第2章 にもかかわらずの希望
ー2016年
- 凍れる月影
- 復活を待ちながら
- アジアーゴ高原の凍月
- 「ハノイ・ヒルトン」の木陰で
- 「君たちに憎しみはあげない」
- すべてのイエスたちに
第3章 時間と空間を超えて
ー2017年
- 夜間飛行
- 日々の小さな奇跡のために
- ニュルンベルク600号法廷
- 「そこにいるのかい?」
- シルス・マリアの雲
- 人生のリセット
- 知られざる神に
第4章 魂を揺さぶるもの
ー2018年
- 新しい生の始まり
- 海鳴りと沈黙と
- 行進する人々
- 波濤をこえて
- 夜のドイツ鉄道バーゼル駅(書き下ろし)
あとがき
第1章 悲しみへの共感─2015年 ふたつのサン・ピエール |
第3章 時間と空間を超えて─2017年 夜間飛行
|
『婦人之友』好評連載中 バックナンバー
「未来の余白から」の過去のエッセイは下記の婦人之友に掲載しています。今回の書籍化に含まれないものもございますので、バックナンバーもぜひご覧ください。
* 書籍未掲載のもの
2015年
- 1月号 ふたつのサン・ピエール
- 2月号 モエレ沼公園
- 3月号 悲しみと不寛容と
- 4月号 「荒れ野」を超えたふたつの輝き *
- 5月号 《晩年》について *
- 6月号 理想を掲げる覚悟 *
- 7月号 モノクロ――その豊かさ、そして…… *
- 8月号 八月の平和 ―沖縄にも終戦を
- 9月号 シルヴィアのいる街で
- 10月号 反知性主義について
- 11月号 「さあ、意気消沈だけはしないでおこうよ」
2016年
- 1月号 ほんとうに、しあわせ *
- 2月号 凍れる月影
- 3月号 復活を待ちながら
- 4月号 ビートルズの頃―あるいは《不滅》について― *
- 5月号 大学もある社会―脱学歴時代に向けて *
- 6月号 アジアーゴ高原の凍月(いてつき)
- 7月号 キアロスクーロ・カラヴァッジョ *
- 8月号 核なき世界へ *
- 9月号 「ハノイ・ヒルトン」の木陰で
- 10月号 「君たちに憎しみはあげない」
- 11月号 チャスラフスカさん *
- 12月号 すべてのイエスたちに
2017年
- 1月号 もうひとつの別のアメリカ *
- 2月号 夜間飛行
- 3月号 日々の小さな奇跡のために
- 4月号 ニュルンベルク600号法廷
- 5月号 「そこにいるのかい?」
- 6月号 この世界が壊れる前に *
- 7月号 ひたむき *
- 9月号 復初の季節 *
- 10月号 シルス・マリアの雲 犬養道子さんを偲ぶ
- 11月号 人生のリセット
- 12月号 知られざる神に
2018年
- 1月号 新しい生の始まり
- 2月号 まだ続く長い道 *
- 3月号 海鳴りと沈黙と
- 4月号 取り返しのつかぬものを *
- 5月号 聖アントニウスの火 *
- 6月号 行進する人々
- 7月号 波濤(はとう)をこえて
- 8月号 八月のわだつみ *
- 9月号 何も見えない *
- 10月号 あなたを忘れない *
- 11月号 境界をまたぐ芸術家たち
一部欠品のものもございます。ご了承ください。