老~い、どん!あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる
2019年12月10日発売
『明日の友』の人気連載「人生100年学のすすめ」が、書き下ろしを加えて1冊に!
超高齢社会への提言を続ける88歳の著者が、自身の“ヨタヘロ”の現実を、ユーモラスに綴る渾身のエッセイ!
健康寿命と平均寿命の間のおよそ10年を「ヨタヘロ期」と命名。痛いところだらけで「ヨタヨタ・ヘロヘロ」とよろめきながらも直進していると、自分を明るく表現。
著者のヨタヘロ体験の一例
- 調理がおっくう、食欲もわかず、中流型栄養失調症に!
- 84歳での建て替え引越しで、金欠ウツに
- 近くの駅まで歩くと息切れ、街角にベンチがほしい
樋口恵子(ひぐちけいこ)
1932年東京都生まれ。評論家、NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長、東京家政大学名誉教授、同大学女性未来研究所所長。『明日の友』の特集記事で、暮らしの工夫をたびたび公開。連載中の「人生百年学のすすめ」で、自身のヨタヘロぶりを綴り、老いの現実と覚悟を伝え続ける。
咢堂(がくどう)ブックオブザイヤー2020 相馬雪香特別賞 を受賞しました。
公益社団法人 読書推進運動協議会「読書週間2020 敬老の日 読書のすすめ」に選ばれました。
敬老の日 読書のすすめ 本を読んでみませんか?「本を読むと若くなる」といわれます。読書が心の健康に役立つからです。本を読むことが、頭の体操になるからです。「本を読むと美しくなる」ともいわれます。すぐれた本といっしょに呼吸し、心を豊かに働かせている人は、自然に目の輝きがまして、自信のある顔立ちになるのでしょう。(読書推進運動協議会リーフレットより) |
目次
はじめに―─ 私、ヨタヘロ期真っ最中
- 人生後半の安心生活 してよかった25のこと
第1章 84歳の建て替え引越し大冒険
- 耐震性欠如が建て替えの決め手
- 捨てられる物の哀れ
- 悩ましき住宅費
- 金欠から貧血へ
コラム BB―貧乏ばあさん増加中
第2章 おひとり高齢者の食生活
- 中流型栄養失調症
- 「ごはん友だち」増加作戦
- 買い物は人生の自由、自立、そして快楽
コラム 80歳は、調理定年?
第3章 老いて歩けば
- 街角にベンチが欲しい
- トイレやいずこ
- 安心パッドとの再びの出会い
コラム 私の室内ウォーキング
第4章 「人生100年丸」に乗って
- 倍にのびた夫婦芝居の幕ひき
- もう男性は、介護から逃げられません
- 介護離職ゼロ作戦―君、辞め給うことなかれ
- ケアされ上手でありたい
コラム 「ヘルプ・ミー」と言えますか
第5章 大介護時代をどう生きる?
- 時よ止まれ、老いた私が遅すぎるから
- 認知症 みんなで支えりゃこわくない
- 認知症を世の光に
- 老いて迎える誕生日
コラム 幸せに生きる人の共通点
第6章 老いての自立と支え合い
- 災害を超えて老いを生きる①
- 災害を超えて老いを生きる②
- ペットロスではないけれど
- 「このおばあちゃん」と呼ばれて
おわりに
- 本書は、隔月刊誌『明日の友』(婦人之友社)の連載「人生百年学のすすめ」(2016年春・221号~)および特集記事に、書き下ろし5編を加えて再構成しました。
はじめに 私、ヨタヘロ期真っ最中 | 人生後半の安心生活 してよかった25のこと | |
第1章 84歳の建て替え引越し大冒険 | コラム 80歳は、調理定年? |
第4章「人生100年丸」に乗って ・倍にのびた夫婦芝居の幕ひき |
樋口さんオリジナル “ピッチャン体操”!
*撮影は2月に行いました。
ピッチャン体操 樋口さんが続けている体力づくりの1つ
明日の友238号(2019年早春号)掲載