91歳、ヨタヘロ怪走中!
2024年3月11日発売
明日の自分にタスキリレー!
これからは「おばあさんだらけ」の時代になる、と宣言する樋口恵子さん。そんな時代のトップランナーとして走る著者の「ヨタヘロ」と「ときめき」の逸話の数々。また、生みの親である介護保険制度は、現在要支援1で利用。あってよかったの実感と、切迫する問題点とは――。「長寿は平和の証です」と、平和への深い思いも。ヨタヘロで怪しい走りであっても、明日の自分にタスキをつなぐ91歳、渾身の1冊!
著者紹介
樋口恵子
1932年東京都生まれ。東京大学文学部卒業後、時事通信社、学習研究社、キヤノン株式会社を経て評論活動に入る。東京家政大学名誉教授。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。『大介護時代を生きる』(中央法規出版)、『老いの福袋』(中央公論新社)、『老いの地平線』(主婦の友社)など著書多数。隔月刊誌『明日の友』に連載中の「人生百年学 ヨタへロ航海記」で、老いの現実と覚悟を伝え続ける。本書はその連載をまとめた『老~い、どん! あなたにも「ヨタへロ期」がやってくる』『老~い、どん!2 どっこい生きてる90歳』(共に小社刊)に続く第3弾。
目次
はじめに――明日の自分にタスキリレー
第1章 老いとコミュ
女と友だち
女のお墓事情
きょうだいは他人の始まり?
私の「推し活」
佐野ぬいさんのこと
樋口さんヨタへロ語録 ①②③④
第2章 ヨタへロでも社会とつながる
「生涯現役、一消費者」の声を
ヤングケアラー勉強会
ワーク・ライフ・ケア・バランスの広がる社会に
戦争と女たち<前編>
戦争と女たち<後編>
樋口さんヨタへロ語録 ⑤⑥⑦⑧
第3章 ただいま、ヨタへロ怪走中!
要支援1の認定を受けました!
介護保険があってよかった
モノを気持ちよく手放す方法
恥ずかしながら顕彰制度を始めました
講演という名のコミュニケーション
樋口さんヨタへロ語録 ⑨⑩⑪⑫⑬
第4章 講演&対談 「おばあさん学」入門
樋口恵子 ✕ 酒井順子(エッセイスト)
大おばあさん時代がやって来た 樋口恵子
昭和の「おばあさん文学」 酒井順子
対談 老いはとっても個性的
おわりに――冥土の土産は、ぼたもちと一升瓶
読者の声
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樋口恵子さんの本を読むと痛快で、私などまだまだ青二才だと思い、元気が出ます。(神奈川県 YEさん 70代)
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とても楽しく読ませていただきました。現在93歳。台湾台北市からの引揚げです。満州、朝鮮からの引揚げのような苦労はなかったけれど、それなりに全財産を置いてきたわけですから大変な苦労は致しました。でも樋口恵子さんのヨタヘロを読んで、いっぺんに気が楽になりました。ありがとう!!(東京都 SMさん 90代)
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わかりやすい。やさしさのある文。読んで気持ちが落ち着きます。落ち込んだ気持ちをささえてくれる本です。(愛知県 OMさん 80代)
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なにもかも同感です。間もなく卒寿を迎えます。大変だった子供時代を過ごし、いつの間にかすごい歳になりました。十数年1人暮らしです。本書に出てくる方々のお名前は全部わかります。本当になつかしいです。今はヨロヨロしていますが、残り少ない人生を楽しく過ごしたいと願っております。(千葉県 ARさん 80代)
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樋口さんより少し若い老婆です。前からタイトルが気になっていてやっと買うことができて夢中で読んでいます。1人暮らしなので内容に共感できるし、今後、参考にしながら楽しく生きていけそうです。(千葉県 YSさん 80代)
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同じ年齢で共感する部分が多くて、我が意を得たりです。(埼玉県 YMさん 90代)
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先生の本、読んでいます。『老~い、どん!』何回も読み直しています。(愛知県 HKさん 70代)
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(たぶん)私が大学の4回生の頃に大阪で樋口恵子さんの講演を聴いてから、ずーっとファンです。講演の内容は忘れてしまいましたが、とても納得できたのを覚えています。それ以来、ずーっと、いつもどこかで、私を支えてきてもらった様な気がします。(滋賀県 FFさん 60代)