メスとパレットⅣ 外科医の見果てぬ想い
臨床とODA(政府開発機構)の仕事で多忙のなか書き続けて来た随筆の4冊目。合わせて掲載の海外学会などの旅の日記は、帰りの機内で書く。吹き出すこと度々の面白い情景が筆者の人間味を増す。
表紙をはじめとし、本文に各国でのカラースケッチがさし絵として入る。
2文字で題を綴る随筆(目次より)
春愁 魚類 愛着 貧困 背中 会話 携帯 笑顔 言葉 描画 宿縁 未完 田舎 想定 疫病 鉄路 雑草 共有
旅日記
イタリア グアテマラ フランス ベトナム ラオス エジプト ハンガリー イスラエル インドネシア ポーランド ロシア ルーマニア 日本国内
著者紹介
1944年生まれ。
[後書から]1971年東京大学医学部卒。1975年より都立駒込病院(現がん感染症センター駒込病院)外科に勤務し、院長を経て名誉院長。専門は消化器がんの外科、特に大腸癌。
現在は吉祥寺南病院顧問として臨床を行うかたわら、途上国援助を続けている。どこでも絵を描き酒を飲み患者と話すことが大事で、若い人たちの教育と指導が最後の使命と思っている。情熱をもった医者は必ずいると信じているのだから。
1996年「メスとパレット 外科医の春秋」
2003年「メスとパレットⅡ 無影燈のかげ」
2008年「メスとパレットⅢ 業と心と夢と」を刊行
現在、隔月刊誌「明日の友」に随筆を連載中。
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目次
すいせん文
文は人なり。絵もまた人なり。心なり。 栗田 亘
春愁
旅日記1・イタリア
魚類
旅日記2・グアテマラ
愛着
旅日記3・フランス
貧困
旅日記4・ベトナム
背中
旅日記5・ラオス
会話
旅日記6・ラオス
携帯
旅日記7・エジプト
笑顔
旅日記8・ハンガリー
言葉
旅日記9・イスラエル
描画
旅日記10・インドネシア
宿縁
旅日記11・フランス
未完
旅日記12・フランス
田舎
旅日記13・ポーランド
想定
旅日記14・インドネシア
疫病
旅日記15・ドイツ
鉄路
旅日記16・ロシア
雑草
旅日記17・日本
共有
旅日記18・ルーマニア
『明日の友』2005年春号から2016年早春号に掲載の随筆18篇に旅日記を加えました。
表紙画はチェコ