いのりの海へ ー 出会いと発見 大人の旅
2018年3月15日発売
『明日の友』に6年間好評の連載「たまさか紀行」(29編)と旅4編を加えた33の紀行が本にまとまります。海外5カ所を含めた旅先の歴史、文化、そしてそれに携わり、守る人々との出会いと発見。
地名に魅かれて出かけた旅から、自由について考える旅、戦時下に思いを寄せる旅など、さまざま。著者は「生きていること、生かされていることへの感謝とは、悲しみを伝えること、そしてそれが祈り」と語ります。
著者紹介
渡辺憲司(わたなべ けんじ) 自由学園最高学部長。立教大学名誉教授。専門は江戸文学研究。東日本大震災時、当時校長を務めた立教新座高校の卒業生に向けた熱いメッセージ「時に海を見よ」は、幅広い年代に感動を与えた。
写真・境野真知子(本社)
イラスト ヤマグチカヨ
デザイン 文教図案室
八丈島 |
函館 |
無言館 |
小豆島 |
津軽 |
長崎 |
2019年10月2日(水)夕刊 毎日新聞「私だけの東京 2020に語り継ぐ」掲載⇒
新刊 出版記念講演会のお知らせ 4月25日(水)「旅の醍醐味」 終了しました
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旅の良書:旅の持つさまざまな魅力を読者に伝えてくれる優れた書籍を選定した「旅の良書2019」(主催:一般社団法人日本旅行作家協会)に『いのりの海へ』が選ばれました。
目次
第一章 安らぎの旅路
- 水清きふるさと 甘楽
群馬 - ゆっくら歩く東海道
静岡 - 元気になる大阪の旅
大阪 - 各駅停車の小さな旅 外房
千葉 - みちのくの文化都市 平泉
岩手
- 石見銀山・温泉津温泉紀行
島根
- 春を待つ妖精の国
アイルランド
第二章 自由への旅路
- 「英雄の街」のクリスマス
ドイツ - 言葉の力にふれる旅
東京 - 黒潮のめぐみの島へ 八丈島
東京
- 懐深き越中の里―井波・城端・五箇山
富山
- 民権ばあさん 土佐のはちきん
高知 - 韓の心に和を盛って
佐賀 - 森の生活と若草物語 ボストン・コンコード
アメリカ - 宣教師ショウと赤毛のアン プリンス・エドワード島
カナダ - 悲しみの女性たちを受け入れた海
千葉
第三章 青春の回廊
- 青春の回廊
静岡 - 江戸川乱歩の妻、お隆さんを訪ねて 鳥羽
三重 - 太宰治の『津軽』を旅する
青森 - 関東平野の風雅な都会 足利
栃木 - 佐原に伊能忠敬を訪ねる
千葉 - 永井荷風 フランス路上散歩
フランス - わが青春のゆりかご
北海道
第四章 いのりの海へ
- 咸臨丸を支えた人々
神奈川 - 三浦文学の聖地 旭川
北海道 - 終わりなきいのりの地
長崎 - やすらぎと鎮魂の島 小豆島
香川 - 「自由への足跡」をたどる
長野 - 平和をいのる優しい旅
山口 - 海と緑の町 広島から江田島へ
広島 - 神様の島 久高島の心
沖縄 - 水俣へ 潮の匂いの消えた海
熊本
- 原発の海 請戸の浜 福島浜街道
福島
あとがき
- 文中の固有名詞、連絡先などは、掲載当時のもの(一部修正)です。