近代史 日本とアジア 下 満州事変から日中国交正常化まで | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

近代史 日本とアジア 下 満州事変から日中国交正常化まで

著者:古川万太郎著
価格:1,760円(税込)
サイズ:A5判
頁数:218頁
ISBN:978-4-8292-0441-2

満州事変の6年後、盧溝橋事件が起こり、日中の全面戦争となります。戦線は泥沼化し、1941年の経済封鎖打開の日米交渉も儘ならず、日米開戦へと突き進み、太平洋全域に拡大。後の日中国交正常化までを収めています。

著者紹介
(1933年-2010年)早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
1958年、朝日新聞社入社。政治部、調査研究室主任研究員などを経て、流通経済大学法学部教授。専攻、日中関係史。

目次

  • 第五章 満州事変――背景と事件の拡大
    悩む張作霖対策
    張作霖を爆殺
    張作霖事件の背景
    抗日に踏み切る張学良、国民政府と合体へ
    行き詰まる張学良との鉄道交渉
    間島で起きた暴動事件と日本の対応
    日中関係をさらに悪化させた万宝山事件
    中村大尉射殺事件――「満州事変」へ
    「満州事変」発生――陸軍の暴走

 

  • 第六章 日中全面戦争への道
    複雑な中国内の情勢
    満州支配へ足固め
    「満州国」樹立――その実態
    関東軍、さらに南へ
    「無政府状態」に陥った日本外交
    抗日に立ちあがる中国
    西安事件の発生――一致抗日へ

 

  • 第七章 拡大する日中戦争と日米関係
    盧溝橋事件の発生――日中全面戦争へ
    無定見な「トラウトマン工作」の失敗
    亀裂深まる米英との関係
    米国、日本に中国政策の修正迫る

 

  • 第八章 太平洋戦争へ――東南アジアの支配
    日ソ中立条約の締結――「北進論」から「南進論」へ
    東南アジア進出の決定
    仏領インドシナへ派兵
    米英と戦う方針決定
    東南アジアへ侵攻
    東南アジア支配の実態
    インドネシアの場合
    戦争と朝鮮・台湾の民衆
    敗戦へ

 

  • 第九章 戦後処理
    サンフランシスコ条約体制
    日台条約の締結
    日中国交正常化

 

  • 関係主要年表

 

  • 後書き

 

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