【2024年10月25日発売】おばあちゃんの食器棚
2024年10月25日発売
小さな家に残された、一つの食器棚。
はるさんが残した器や布たちが、手しごとの物語を静かに語り始める。
「わたしをつくった人は――」
誰かが大切に作ったものを、誰かが大切に受け取って使う。
作り手から使い手へ、多くの暮らしの品々を手渡し続けた著者が描く「贈り物」のような12の珠玉のストーリー。
「日々を心豊かに生きたいという願いと、作り手への共感とエール、感謝を込めて綴りました」
(あとがきより)
著者略歴
日本大学芸術学部文芸学科卒業後、出版の仕事を経て、俳句修業のために金沢に移り住み、工芸ギャラリーの仕事と出会う。帰郷後、日本毛織株式会社に入社、直営工芸ギャラリーの設立を提案し、ディレクターとして勤務。2001年より野外クラフト展「工房からの風」、「ニッケ鎮守の杜」の企画運営に携わる(メセナ大賞・グッドデザイン賞受賞)。
2006年日本橋浜町に「ヒナタノオト」を開店。現在に至る。
著書に『手しごとを結ぶ庭』、『北欧の和み――デンマークの扉を開けて』、『工房からの風』(いずれもアノニマ・スタジオ刊)。
目次
- 大きな食器棚
- 漆のご飯茶碗
- 兎が走る絵皿
- こぎん刺しのティーコゼ
- 木のサラダボウル
- 呼び寄せのポット
- 銅の茶匙
- ウールのブランケット
- ガラスのヒヤシンスポット
- くるみの木の皮のお弁当箱
- 白磁のスープボウル
- リネンのテーブルクロス
- あとがき