お正月料理はこの本で!
P.96-100 |
おせち料理にもう一品 どのお宅でも、お正月には祝い肴の黒豆、数の子、田作りに加えて紅白なます、きんとんくらいは用意なさることでしょう。その定番のもう一品か二品加えるとしたら、こんなものはいかがでしょうか。これはいつもわが家にみえている若い方々に教えている中から選びました。 ひょうたん卵 |
|
P.100-107 |
お正月に欠かすことのできないおせち料理は、材料に海の幸、山の幸を生かした、和食の集大成のようなものです。 私のおせちづくりは28日から31日。日もちのする田づくり、数の子などから始めて、きんとん、黒豆など時間のかかるものを先にし、酢のもの、焼きもの、寄せものなどを30日、いたみやすい卵料理や煮ものを31日につくります。大晦日の夜、重箱に盛り合わせ、祝い箸に家族の名前を書きます。 新年を祝う席に おせち料理 |
|
P.76-77 |
筑前炊き(がめ煮) 九州地方では冠婚葬祭、人々の寄り合いに「交煮(がめに)」を必ずこしらえるそうです。多くの人が交じり合うということを、いろいろの材料を一緒に煮るということに意味づけてこしらえたもののようです。 骨つきのとり肉を四つ切りから六つ切りのぶつ切りにし、野菜と一緒に煮こみます。 野菜の切り方を少し大きくし、美しく煮上げるようにすればお煮〆にもなり、お正月のお重詰めにも入れられます。 材料 里芋/こんにゃく/人参/ごぼう/干し椎茸/蓮根/とりの骨つきもも肉 |
|
P.92-95 |
春餅(ツン ビン) 中国で春餅というと、立春の節句のご馳走ですが、ふだん家庭では薄餅といって四季を問わず気軽にいただきます。 お祝いごとや来客時には必ずつくる、馬家のもてなし料理の代表です。 これは西洋の「サンドイッチ」、日本の「手巻きずし」のようなものですから、何を包んでもかまいませんが、葱と味噌(甜麺醤)は必ずつきます。 <包む具>葱のせん切り もやしの炒めもの えびの炒めもの 豚肉とにらの炒めもの 紅焼肉 卵の炒めもの 揚げポテト 春雨の炒めもの |
|
P.95 |
黒豆 はじめから調味料を加えて豆をひたす方法です。皮がやぶれずふっくらつややか、お正月の祝肴にふさわしいしあがりになります。 黒豆(乾)300g/砂糖200~250g/塩小さじ1/3/熱湯6カップ/しょうゆ大さじ1/さし水1カップ |