婦人之友社刊『メスとパレット』の著者 森 武生 医師が8月31日 毎日新聞(朝刊)毎日ヘルス&ライフの面で紹介されました(2016/8/31) | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

婦人之友社刊『メスとパレット』の著者 森 武生 医師が8月31日 毎日新聞(朝刊)毎日ヘルス&ライフの面で紹介されました(2016/8/31)

婦人之友社刊『メスとパレット』の著者 森 武生 医師が8月31日 毎日新聞(朝刊)毎日ヘルス&ライフの面で紹介されました。

 

新聞の写真に写っていたのは、婦人之友社 新刊の「メスとパレット」Ⅳです。

記事にある「相手の身になって考える医療」は、この「メスとパレット」の随所で語る森医師の一貫した姿勢です。いつも患者に寄り添う医療を行う日常を、この新刊「メスとパレットⅣ」でお読みください。出版に当たり、小社ホームページにて掲載した森医師の発言の一部も再掲載します。

 

                 毎日新聞 2016年8月31日(朝刊)

 


 

~~今年4月に婦人之友社ホームページで紹介した森医師の旅談義から~~

 

『メスとパレット』の著者 森 武生を師とあおぐ、岩崎 善毅(よしあき) 先生(都立駒込病院胃外科部長)との、世界旅の思い出の3回シリーズの第2回目。

●旅談義 第1回目はこちら⇒
●旅談義 第3回目はこちら⇒

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岩崎 善毅 先生(左)と『メスとパレット』著者の森 武生 先生(右)

b2588_obi2016年4月20日発売
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岩崎 : 先生、春の叙勲・瑞宝小綬章おめでとうございます。

: どうも、どうも。

岩崎 : ところで、海外の学会に引っ張り出してくれたのも先生ですし、おかげで、世界に目が行くようになりました。もちろん勉強はして行くんですが、くわしい歴史 はその場に立って、直に先生が教えてくれると、自然、興味が増したものです。この本、『メスとパレット』の旅日記にも、詳しいなあ、と感心するところが、 いくつもありますよ。

: ところで、ピアノ上達している?

岩崎 : ひどいなあ、先生のアドバイスで続けてますよ。でも、気にかけてくれて嬉しいなあ。学生時代は、ピアノで飯を喰おうと思ったくらいだったけど、外科医になって諦めかけた。そのとき森先生から、絶対につづけろ、医学の専門バカになってはいけないと、強く言われまして。

: そうだよ、海外の学会が終わった後のパーティーで、向こうの人は、歌やピアノ、バイオリンをプロはだしに出来るわけだよ、日本人もそうならなくちゃ。
東ドイツでの学会後のパーティーで時間があって、スケッチを描いていたら、主催者が見つけて、その絵がみんなの中をぐるぐる回って、会場中が急に、うわっとなってね。

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ラオスらしい風景を見つける。「この川」と叫んだ。手前も向こう岸も川を渡す船着き場。メコン川の支流。

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何回か来たドイツ・ケルン。聖マーチン教会を中心に。

岩崎 : 先生の絵は、海外でも皆が憧れていますよ。その場の空気や音が伝わってくる絵なんです。不思議だなあ。
そういえば、ロスアンゼルス大学の80歳の教授もドラムを叩いているし、僕にも来週は私の家に150人集まるから来いと。日本から来週なんて来られません よ、と言ったら、毎年呼んでくれる。ジャズピアノとドラムで、気持が通じあった。医学の専門バカになってはいけないという先生のアドバイス、感謝してま す。

: 仕事は出来て当たり前。誰にでも何かはあるさ、好きで続けられるものが。

岩崎 : たまたま、僕はピアノが、外科医にプラスに働いたんですね。

: かなりね。学生時代に何かするにしても、お遊びじゃだめだよ。本気になってやらないと、だめだね。医学以外に続けられるものがあると、人間に幅が出来て、 人生も豊かになるし、医学にフィードバックして、いい医者になる。医師としての内容を豊かにするものがあれば、いい医者になれるよ。

(つづく)

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