新刊紹介『本物をまなぶ学校 自由学園』創立100年を徹底取材! | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

新刊紹介『本物をまなぶ学校 自由学園』創立100年を徹底取材!

 

1921年、ジャーナリスト羽仁もと子・吉一が、自分の子どもに受けさせたい教育を求めて創立した自由学園。
「生活のすべてが先生」「競争でなく協力」…
その“人間教育”は何を生み、次の100年へ向かうのか。
1年にわたり、自由学園に密着しました。

 

初版のみ!中村みつを・学園イラストマップ付き⇒

 

婦人之友社編 A5変型オールカラー 1,650円(税込)


取材/執筆 島村菜津(ノンフィクション作家)
写真 公文健太郎(写真家)

 

特別寄稿

  1. 辻 信一(文化人類学者) “懐かしい未来”の庭
  2. 内田 樹(思想家) 伝統と知性
  3. 井田典子(横浜友の会会員) 親子で光に歩んだ1000日
  4. 福岡伸一(生物学者) 動的な共同体
  5. 坂本龍一(作曲家) すべては生活団から始まった
  6. 末吉里花(一般社団法人工シカル協会代表理事) 社会とつながる『えんがわ』のような存在
  7. 渡辺憲司(文学博士) 自由学園『非戦』の絆

 

特別対談

  1. 物事の本質をつかむ人間力はどのように鍛えられたか
    秋田浩之(日本経済新聞社コメンテーター)
    太田昌克(共同通信社論説委員)
  2. 「ものを見る眼」とその原点 世界のどこにいても
    梶谷宣子(染織美術品保全修復員)
    羽仁曜子(『婦人之友』編集長)

 

学園長インタビュー
「共に生きる」をみんなで考えたい
 高橋和也 自由学園 学園長
【聞き手】山崎 亮(コミュニティデザイナー)

 

年表
「自由学園の創立者 羽仁もと子・吉一の歩み/年表」


目次より(抜粋)

第1章 木々と光の美しい3万坪の校庭
 

第2章 自分で考える、生活に学ぶ

  • 理系と文系を分けないリベラルアーツの勧め
  • 境界線を考える国語の授業
  • 友の痛みと、社会に声をあげること
  • 成果ではなく、過程が大切
  • 相手の尺度を理解すること
  • 新しい社会のリーダーを育てる
  • 非常時に試された結束力

第3章 食堂が真ん中にある学校

  • 生徒たちが作るお昼ご飯
  • 人としての愛情を育む
  • 食の原点を学ぶ
  • 段取り力が知らず知らずのうちに身につく
  • 地域に開かれたカフェと愛され続ける名物クッキー
  • ボランティアを続ける友の会の底力

第4章 自分が使う机と椅子を作る

  • 70年間、生徒たちが育ててきた森林のある学校
  • 学びたい空間を自分たちでデザインする
  • 本格的な登山が教えてくれたもの
  • 学校はサステナブルな未来の社会のモデルに
  • データサイエンスから生物多様性の変化を読み解く

第5章 描くものは 生活の中に

  • 美術を通じて自分の言葉を持てる人に
  • 世界を新しい視点で視る技術
  • 直感力で世の中をよい方向へ
  • 競うのでなく、認め合う美しい体操
  • クラフトマンシップ、もの作りに宿る精神性

第6章 社会に働きかける

  • 他者のために動く、自由学園のDNA
  • 浜に教わったコミュニティの大切さ
  • 障害のある人もない人も使える「共用品」を世界に広める
  • 福祉の視点を広げると子どもたちが変わった
  • ホームレスの人たちとおにぎり

第7章 国際化と変化の時代に

  • 留学生との交流から拓ける将来への道
  • とにかく行動すること

 

 


特別付録[初版のみ] 学園イラストマップ(大型B3変型)中村みつを(イラストレーター)


【あとがきから】

  • 「キャンパスは本当にぜいたく 、教育もおもしろい。でも、一番魅力的だったのは、生徒たち。あのユーモアはどこからくるのか・・・」(取材してくださった島村さんの言葉)
  • ホームレスの人たちへのおにぎり配りに同行したときに聞いた男子部高等科2年生の「自分のやりたいことをやらせてもらえるのが、楽しいんです」の一言も忘れられません。
  • 学園の目指す学びがさまざまな形になり、生徒たちに流れていると感じ続けた1年でした。

本物をまなぶ学校 自由学園

1,650円(税込)



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