229号 夏 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

明日の友229号 夏

表紙:大野八生
発売日:2017年8月5日
価格:713円(税込)

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生活特集

人生後半の安心生活 してよかった30のこと

家事、趣味、ボランティア、仕事、孫の世話など、案外忙しい人生後半ですが、いかによく生き、最後を仕舞うかという課題も迫ってきます。84歳で自宅の建て替えを決断された樋口恵子さんをはじめ、前向きに生きる方々に、しておくとよいことのヒントをうかがいました。

 

老いは修行。生き抜くための備えを 樋口恵子さん

 

年代別に考える「夢」と「老い支度」
人生100年時代のライフイベント表

記入例:現在の年齢を書き込んでから、同居していない親や子どもの年齢も記入します(介護など自分の生活と関わることはメモを)。すでに過ぎた年代の欄には、実行したことなどを書きます。およその費用もメモしておくとよいでしょう。

 

 

インタビュー

自由を生きる 戦時の女学生が学んだ道

敗戦の翌年、京都大学は女子に門戸を開きました。戦争の中で育った少女は、お手本のない道をいかに歩み、自分の人生を探していったのでしょうか。


医王滋子さん(91歳)1926年生まれ。1946年、京都大学に初の女子学生の1人として入学。文学部国文科卒業後、高校教師を長く務める。安保法制等への危機感から、戦時の経験を『戦争と私』(2017)に綴り、出版した。

 

 

 

健康特集

圧迫骨折の痛みをとる

小林信雄(聖路加国際病院放射線科副医長)

骨粗鬆症が原因で、強い痛みが生ずる圧迫骨折を起こすと、鎮痛剤の投与や安静、コルセットの使用などの保存療法が行われます。痛みが改善しないと、長期に寝込むことになり、そのまま体が弱ってしまいかねません。骨折を治療して痛みをとる骨セメント治療についてご紹介します。

目次

生活特集

006 人生後半の安心生活
してよかった30のこと

人生後半、してよかったこと

008

老いは修行。生き抜くための備えを 樋口恵子さん

身辺整理/居住環境を整える/できなくなることを受け入れる/楽しげに生きる/ご近所と気軽に/体の不自由に備えて/ライフワークを続ける間取り/蔵書を整理/無理せず助けを求める/登記済権利証の確認/リビング・ウイル

016 最後まで人の役に立てるように 石井光子さん
朝の野菜スープ/経験を生かして仕事・ボランティア/耐震リフォーム/運動で膝痛を克服/3人の孫の世話/終活事項は早めに決断/ピアノに挑戦/おしゃべりでストレス解消
022 “いま現在”を楽しむ 今岡 清さん
024 海のそばに移住 伝統野菜と出会って 東 紀子さん
025 万一の日を“無事に”迎えるために 朝田三惠子さん

アンケートより

014 運動と健康法/リフォーム・転居・身辺整理
020 家計と財産の把握/もしも準備
026 人生100年時代のライフイベント表

 

 

インタビュー

058 自由を生きる
戦時の女学生が歩んだ道
医王滋子さん

 

 

 

健康特集

070 圧迫骨折の痛みをとる
骨セメント治療
小林信雄 聖路加国際病院放射線科副医長
071 健康でも骨粗鬆症になりますか?
072 圧迫骨折とはどのような骨折ですか?
074 骨セメント治療とは?
077 体験記
078 明日の友保健室
夏は、細菌性感染にご用心 白十字訪問看護ステーション
003 そらさんぽ
宮古島のもずく漁 加藤健志
050 旅・もの・出会い
平和を祈る、優しい旅 ──周南・山口 渡辺憲司
028 手放せないもの
ルネラリック香水瓶「真夜中」 佐野ぬい
035 料理
夏のお昼に 一味違う麺料理 大塚公子
042

季節の常備菜と保存食
スイートピクルス ほか 織茂邦子

080 みんなのかいご
住宅改修②キッチン・トイレ・浴室 中澤まゆみ

 

030

ターシャ・テューダー ミニミュージアム
日本でターシャに会える場所

066 アフガニスタンに
平和の用水路をつくる 中村 哲さん
045

少しの工夫ですてきな装い2
男性の帽子選び 田中次郎

084 いつからでも遅くないIT
シニアにやさしいタブレット 奈良 巧
088 人生百年学のすすめ
物の哀れ 84歳の建て替え引越し② 樋口恵子
090 こんな本をひらいた
理想郷の行く末は…… 村田喜代子
092 随筆
墓地 森 武生
096 歌ってみたいシリーズ
白ばらのにおう夕べは 鈴木功男
098 毎日のヨガ
上手くなくてもいいのです セティ秀子

 

100 頭の体操をしましょう
102 明日の友歌壇 松坂 弘選
104 明日の友俳壇 黒田杏子選
106 バックナンバーのご案内
107 明日の友アンケート
109 読者のたより
112 テーマ投稿 私のおいしい記憶②
095 お知らせ・募金箱
114 編集後記・次号予告
111 「歌舞伎観劇会」のお知らせ
113 日野原重明先生を偲んで 阿部志郎

編集後記

日野原重明先生が101歳の時、ひどい咳で圧迫骨折に。小林信雄医師による骨セメント治療を受け、術後4日目には福岡で立って講演!!戦争体験を語り継ぐことは、新老人の役目と語っていらした先生を偲び、読者の皆さまと共に、今号の記事から、心やいのちを蝕んだ戦争を振り返りたいと思います。
九州北部や東北の豪雨、砂漠化の進むアフガニスタン、異常気象が原因の自然災害で、悲しみの中にある方々を思います。まっとうな生活の上に平和はあると中村医師。酷暑の中、熱中症に気をつけてお過ごしください。

 

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今号のレシピ

【夏のお昼に一味違う麺料理】
明太豆乳うどん/バター醤油焼きうどん/カリカリ豚バラにゅうめん/そばサラダ・とろろドレッシング/にぎやか冷そば/和風ボンゴレスパゲティー

【季節の常備菜と保存食】
スイートピクルス/茄子入り肉味噌

 

 

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