237号 冬 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

明日の友237号 冬

表紙:大野八生
発売日:2018年12月5日
価格:713円(税込)

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冬はおしゃれが特に楽しめる季節。マフラー、帽子、セーター、コート、靴などなど。自分の気に入った服を着ると、気持ちも明るくなります。表紙のふたりのように、おしゃれをして、ペットをつれて外へ出かけてみませんか。

生活特集

もっと気軽に 自分らしいおしゃれ

服はたくさんあるけれど、どこか今の気分にそぐわない――。そんなお悩みを解決する知恵を集めました。

 

一人ひとりに、スタイルがある
もっとも自分らしい服装でとお願いして集まった4人は、仕事や生活の積み重ねで築いた日常着を確立していますが、どこか物足りなさも。そんな4人の悩みを無印良品のスタイリングアドバイザーが聞き、それぞれの思いに合わせた服装の提案。新しい風をとり入れて、自分らしさを更新しました。

 

撮影 佐藤克秋

 

私のよそおい

  1. お気に入りは ちょっと直しでいつまでも
    髙野耀子さん(ピアニスト・86歳)
    自作やリメイクを楽しみながら、気に入ったものを大事に使い続けている気持ちがおしゃれのコツ
  2. 僕は、浮気はしません
    本城和治さん(音楽プロデューサー・78歳)気に入ったブランドはそこで買い続ける。仲良くなった店員さんとのやりとりから生まれる気づきが、また新しいスタイルになります。

  3. おしゃれは元気の基本!
    服部満生子(「みんなの保健室陽だまり」代表・73歳)
    大病を経験し、これまでの服は似合わないとリサイクルへ。専門家のアドバイスを受け、新しい自分を発見。「年齢や固定観念にとらわれず、着たいものを着よう」その気持ちが大切です。

 

旅・もの・出会い

地球満喫! 歩いて巡る熱海

「温泉地」「保養地」などといったイメージのある熱海。しかし、今とても“熱い”場所なのです。2018年4月、伊豆半島はユネスコ世界ジオパーク(地球を学び、楽しめる場所)に認定。伊豆半島の玄関口、太古から親しまれた古くて新しい街を巡ってみませんか。

 

対談

共に生きて

さまざまな事情をかかえた女性のための、全国で唯一の婦人保護長期入所施設「かにた婦人の村」の名誉村長として入所者とともに暮らす天羽道子さん。
「死を迎える準備ばかりするのではなく、たった1回しかない命をどうやって自分らしく生きるかに向き合いたい」と話す花の谷クリニックの伊藤真美さん。
背負わされた人生の重みにもがき、光を見出そうとする人、限られた時間を自分らしく生きようとする人……。そんな人たちに寄り添ってこられたおふたりの言葉から、人の生きる本質が見えてきます。

 

左)いとうまみ◎1984年信州大学医学部卒。都立駒込病院化学療法科、自治医科大学血液内科勤務後、アユルヴェーダ大学(インド)で研修。アメリカでターミナルケアの研修、帰国後勤務医を経て、’95年、「花の谷クリニック」を開く。
右)あまはみちこ◎1926年旧満州大連市生まれ。自由学園女子部高等科、聖路加女子専門学校卒業。23歳の時に奉仕女を志願。’58年、婦人保護施設「いずみ寮」開設に参加。’65年、「かにた婦人の村」創設にかかわり、今日に至る。

 

健康特集

認知症と間違えやすい高齢者のてんかん

茂木太一(防衛医科大学校病院精神科医師)
渡辺雅子(新宿神経クリニック院長)

国内の患者数は100万人と言われるてんかん。
初めての発作を起こす人の割合が、70代から急激に増えることはあまり知られていません。
「突然倒れてけいれんを起こす」といった一般的なイメージとは違う高齢発症のてんかん。その特徴と対処、治療法は?

目次

生活特集

もっと気軽に 自分らしいおしゃれ

008 手持ちの服に新しい風を
010 一人ひとりに、スタイルがあります
011 お悩みは何でしょう?
012 洗練は着こなし次第
014 ふたりならではの雰囲気を
016 いつもは着ない色が新鮮
019 私らしさを見つけに 無印良品で相談

 

私のよそおい

020 チョット直しでいつまでも! 髙野耀子さん
023 僕は、浮気はしません 本城和治さん
025 おしゃれは元気の基本! 服部満生子さん

 

 

対談

040 共に生きて
  天羽道子(かにた婦人の村名誉村長)
伊藤真美(花の谷クリニック院長)

 

健康特集

067 認知症と間違えやすい 高齢者のてんかん
茂木太一(防衛医科大学校病院精神科医師)
渡辺雅子(新宿神経クリニック院長)
068 てんかんとは
069 増えている高齢者のてんかん
070 ビデオと脳波で診断
071 こんな症状に要注意
072 薬と生活の注意
074 発作に備えて
075 体験記 68歳で診断
076 パープルデーについて

 

 

077 あすのとも談話室
料理や運転はいつまで続けられるでしょうか? 數井裕光

 

 

028 旅・もの・出会い
地球満喫! 歩いて巡る熱海 石川 彰
─静岡県熱海市
046 フォトエッセイ 手放せないもの
猫もわれらも 井坂洋子
048 今から見る夢
高橋幸子さん「はなかみ通信」発行人
053 料理
手早くととのう 毎日のおかず 島田秀子
006 しぜんの仲間たち
タンチョウ 小原 玲
080 家計簿と共に
年金生活をパンクさせない家計と家事のコツ 青木菊江さん
062 つくる
かぎ針で編むあったかくまさん かわはたちえこ
086 快適生活を支えるグッズ3
何を入れても便利 ファイルボックス 橋本麻紀
090 人生百年学のすすめ
老いて歩けば③ 安心パンツ 樋口恵子
092 こんな本をひらいた
初めての始まり 村田喜代子
092 随筆
障害 森 武生
098 あの歌をプレイバック!
銀色の道 本城和治
100 毎日のヨガ
着ることを楽しむために セティ秀子

 

102 頭の体操をしましょう
104 明日の友歌壇 松阪 弘選
106 明日の友俳壇 黒田杏子選
108 バックナンバーのご案内
109 明日の友アンケート
111 読者のたより
097 お知らせ・募金箱
114 編集後記・次号予告
044 新刊出版記念講演会のお知らせ

編集後記

対談後、「会堂へご案内したい」と急な坂道を先頭に立って歩く天羽さん。健脚ぶりに「お元気ですね!」と微笑む伊藤さん。36ページの写真はその時に撮ったもの。礼拝堂からパイプオルガンの演奏が流れていました。
生と死に寄り添って生きることの本質を語ってくださったお二人。皆様のクリスマス、年末年始に、家族や親しい人との心の交流が豊かであることを祈ります。

 

■明日の友編集部へのメッセージは asunotomo@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今号のレシピ

【手早くととのう毎日のおかず】

栗と手羽先の煮物/柿とりんごのサラダ/切り干し大根のマリネ/ブロッコリーの白和え/鮭のとろろ蒸し/ほうれん草のキッシュ風/豆苗のオイスター炒め/治部煮風

 

栗と手羽先の煮物

鮭のとろろ蒸し

豆苗のオイスター炒め

 

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