明日の友
生活特集
シニア70人にアンケート 好きな家事 やめた家事
長年続けてきた家事は生活の一部。でも年々負担に感じることが増えていくのも事実です。そんな家事とうまくつきあい気持ちよく暮らすコツはなんでしょう。
わが家のマイペース家事-1
ふたりにちょうどいいスタイルを Sさん
「夫は定年後『家事はやらないよ』と宣言していたんですよ」とほほえむ妻のC子さん。「いざ家にいると炊事、洗濯、買い物、掃除……主婦の仕事はたくさんあって煩雑で、今まで愚痴一ついわずやってくれていたのか」と驚いたと話す夫のTさん。
わが家のマイペース家事-2
オンとオフの切り替えを Mさん
「家事を自然体でこなし、気持ちよく暮らしている男性を紹介します」との声が寄せられ、Mさんを訪ねました。妻、A代さんを送ったのは5年前。家族と近隣の市に住む2人の娘さんが時々様子を見にくるけれど、山歩きや野鳥観察、ゴルフなど趣味を楽しむ日、家事に勤しむ日とメリハリをつけた生活が気に入っています。
わが家のマイペース家事-3
無理せず、「ありがとう」 Fさん
2年前、入院を機に、家事サービスのお世話になり始めたというFさん。「退院後には子供の家で暮らすことも考えましたが、やはり住み慣れた自分の家の方が気楽で……」。
読者アンケート
家事シェア/家事サービスの利用/お助けグッズ/気持ちよく暮らす心得
対談
言葉がほどけるとき
土の中も、人が生きる空間も雑音や思いがけないことに満ちている─。
こわばった「正解」をときほぐす対話。
徳永 進 野の花診療所院長
1948年鳥取生まれ。鳥取赤十字病院をへて、鳥取市にホスピスケアを行う「野の花診療所」を開設。著書に『死の中の笑み』『どちらであっても』『心のくすり箱』など多数。
藤原辰史 京都大学人文科学研究所准教授
1976年生まれ。島根育ち。京都大学人文科学研究所准教授。著書に『ナチスのキッチン』『戦争と農業』『稲の大東亜共栄圏』『食べるとはどういうことか』など。
健康特集
気になる目の症状 ドライアイと飛蚊症
目が乾くドライアイと、目の前に浮遊物が見える飛蚊症は、どちらも高齢者に多い目の症状です。年だからと放っておくと、症状が悪化したり、視力が低下して、最悪の場合失明にいたることもあります。気になる症状の正体を知って、正しい対処を!
●葛西 梢(東京慈恵会医科大学付属病院 眼科) 医学博士。東京慈恵会医科大学眼科学講座助教。2008年東京慈恵会医科大学大学眼科学講座入局。2012年東京歯科大学市川総合病院に国内留学を経て、2014年より現職。専門は角膜(角膜移植・円錐角膜・ドライアイ等)。 ●酒井 勉(東京慈恵会医科大学付属第三病院 眼科 診療部長) 医学博士。慈恵会医科大学眼科学講座准教授。1991年東京慈恵会医科大学医学部卒業。1999年、カリフォルニア大学サンタバーバラ校留学を経て、2006年、東京慈恵会医科大学大学院修了。2016年より現職。専門はぶどう膜炎、加齢黄斑変性、神経眼科。 |
目次
生活特集
008 |
シニア70人にアンケート 好きな家事 やめた家事 |
わが家のマイペース家事
010 | ふたりにちょうどいいスタイルを 関 智紗子さん・敏之さん |
014 | オンとオフの切り替えを 松村眞一郎さん |
022 | 無理せず、「ありがとう」 藤田侑子さん |
シニアの家政学
018 | 好きな家事はいくつになっても。負担なら上手に手放す 工藤由貴子 |
027 | 高齢者のごみ出し支援は今 |
読者アンケート
013 | 家事シェア |
017 | 家事サービスの利用 |
021 | お助けグッズ |
024 | 気持ちよく暮らす心得 |
対談
036 | 言葉がほどけるとき 徳永 進 野の花診療所院長 藤原辰史 京都大学人文科学研究所准教授 |
健康特集
071 | 気になる目の症状 ドライアイと飛蚊症 葛西 梢 東京慈恵会医科大学付属病院 眼科 酒井 勉 東京慈恵会医科大学付属第三病院 眼科 診療部長 |
028 | 旅・もの・出会い レモンの島へ 僕の瀬戸内徒歩旅行 佐藤徹也 ──広島県・生口島 |
044 |
今から見る夢 |
055 | 料理 旬菜と豆を中心に 春を待ってつくる料理 金塚晴子 |
066 |
つくる |
080 | よろず相談室 入院した友人のお見舞い 池田敏史子 |
082 | 快適生活を支えるグッズ④ バンカーズボックスと重なるバスケット 橋本麻紀 |
006 | しぜんの仲間たち7 エゾリス 小原 玲 |
048 | アート 変身しようそうしよう1 目と耳の交換 成相 肇 |
052 |
四コマ漫画1 |
086 | 人生百年学のすすめ19 災害を超えて老いを生きる② 樋口恵子 |
088 | Dr.イワタの老い研究1 新しい「老人の友」 岩田 誠 |
090 | 記憶の小舟1 生意気の罰 井坂洋子 |
092 | こんな本をひらいた12 『知ってるようで知らなかった』 村田喜代子 |
094 | あの歌をプレイバック!7 この広い野原いっぱい 本城和治 |
096 | 毎日のヨガ31 身体はそれを知っている セティ秀子 |
098 | 頭の体操をしましょう |
100 | 明日の友歌壇 松坂 弘選 |
102 | 明日の友俳壇 黒田杏子選 |
104 | 十三浜 わかめ・昆布ご購入のご案内 |
106 | バックナンバーのご案内 |
107 | 明日の友アンケート |
109 | 読者のたより |
051 |
編んでみました あったかくまさん |
113 | お知らせ |
114 | 編集後記・次号予告 |
063 | 井田典子さん・新刊のお知らせ |
春号で創刊47年目を迎えました。ご愛読に御礼申し上げます。毎日、各地から編集室に寄せられるアンケートやお便りを嬉しく拝読しています。記事の感想やご提案に加え、日々の暮らしの悲喜こもごも……。明日の友は読者の皆さまとご一緒に創っている雑誌と実感するひとときです。
■明日の友編集部へのメッセージは asunotomo@fujinnotomo.co.jp へお送りください
【旬菜と豆を中心に春を待ってつくる料理】金塚晴子さんが自然の恵みをいっぱいに摂れる10品をご紹介。
小豆とアボカドの春サラダ/グリンピースのポタージュ/ひよこ豆と春野菜のミネストローネ/玄米ともち麦の小豆おこわ/豆腐田楽/菜の花と桜えびの卵焼き/白いんげん豆のごはんリゾット/ツナと小豆のパスタソース/長芋の桜花漬/赤米桜もち