明日の友
生活特集
年金生活いくらで暮らす? いつもの家計と大きな支出
「老後の生活費は2000万円不足」との金融庁の報告が人々の不安をあおりました。日々の安心は、家計に見通しをつけることから生まれます。一方で、「消費税増税で社会がどうよくなったか、しっかり見ることが大切」と西村隆男氏。わが家に社会に、よいお金の使い方、生かし方を。
安心して暮らすための 家計4つのステップ
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いつもの家計と大きな支出① 節約上手は予算から Kさん
限られたお金の範囲で上手に暮らすコツは、どこにあるのでしょうか。「うちの収入は2人の年金を合わせて月13万円。可処分所得は12万円」と話すKさん。夫婦で飲食店を経営していたけれど、阪神淡路大震災で、生活はすっかり変わってしまいました。現在は、予算のある家計簿で安心して暮らせます。
いつもの家計と大きな支出② 86歳で郷里へ引越し Wさん
JRの駅から徒歩3分。見晴らしのよいマンションの一室に暮らすWさん。2年前に大腿骨骨折で5カ月入院、郷里の妹さんの家から車で10分のこちらに引っ越したのは、退院から2カ月後、昨年の2月でした。
書き込みノート① 使えるお金をはっきりさせよう
家計の不安解消の第一歩は、収入と可処分所得(使えるお金)の把握です。まず、書き出してみましょう。
セカンドライフからサードライフへ
消費税10%の時代、お金とどうつき合う? 西村隆男氏にきく
「ただでさえ苦しいのに」と増税への不安や不満が聞かれます。お金のことに振り回されず、前向きに暮らしていくポイントは?
対談
魔女と子どもと、いのちのひろがり
同じ頃に東京で生まれ育った、ふたりのおんなの子。その感性は今も変わらぬまま、温かいまなざしをいのちに注ぎます。
角野栄子(児童文学者) 1935年東京都生まれ。24歳からブラジルに2年間滞在し、1970年、その体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。2018年、国際アンデルセン賞作家賞受賞。 |
中村桂子(生命誌研究者) 理学博士。1936年東京都生まれ。国立予防衛生研究所、三菱化成生命科学研究所、早稲田大学教授、東京大学客員教授などを経て、JT生命誌研究館館長。日本における「生命科学」創出に関わる。 |
対話
「親切」とは何だろうか
震災から8年。せんだいメディアテークでは新たな対話シリーズ「ドートクのじかん」が始まりました。いま、なぜ「ドートク」?
鷲田清一(哲学者、せんだいメディアテーク館長) 1949年生まれ。大阪大学総長などを歴任。著書に『モードの迷宮』、『「聴く」ことの力』、『哲学の使い方』など多数。現在、「折々のことば」(朝日新聞)連載中。 |
藤原辰史(歴史学者) 1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。著書に『ナチスのキッチン』、『稲の大東亜共栄圏』、『戦争と農業』、『給食の歴史』、『分解の哲学』ほか。 |
健康特集
年と共に増える「かゆみ」 正体と改善法
高齢になると増える不快な症状のひとつに「かゆみ」があります。とくに秋から冬にかけては、かゆみに悩まされる人が増えたり、症状が悪化したりする季節です。住宅の気密化やエアコンの普及による室内の乾燥も一因です。肌の乾燥がなぜ、かゆみにつながるのか、また、かゆみを改善するにはどうすればよいのか、かゆみのメカニズムと正しいケア方法をご紹介します。
衛藤 光(聖路加国際病院皮膚科 診療教育アドバイザー) 北里大学医学部卒業。アメリカ・オハイオ州立ライト大学、ミシガン州立ウェイン大学への留学後、北里大学医学部で講師、同助教授を務める。国立横浜病院皮膚科医長、聖路加国際病院皮膚科部長などを歴任し、2015年より現職。専門は皮膚科全般。 |
- 「かゆみ」が起こるメカニズムとは?
- 高齢者に多い乾燥によるかゆみ「皮膚瘙痒症」
- かゆみを改善するスキンケア&生活習慣
- 高齢者が知っておきたいかゆみを伴う皮膚の病気
目次
家計特集
008 |
年金生活 いくらで暮らす? いつもの家計と大きな支出 |
家計簿STORY
010 | 節約上手は予算から 小林秀子さん |
013 | 86歳で郷里へ引越し 渡邊慶子さん |
016 | 介護を終え 今できることを実現 天野恵子さん |
026 | 母が残した数字と記録帳 鈴木妙子さん |
セカンドライフからサードライフへ
022 | 消費税10%の時代、お金とどうつき合う? 西村隆男 |
020 | 書き込みノート 使えるお金 |
029 | 書き込みノート 資産 |
019 | 家事家計講習会/来年の家計簿とオンラインサービス |
対談
030 | 魔女と子どもと、いのちのひろがり |
角野栄子(児童文学者) 中村桂子(生命誌研究者) |
対話
068 | 「親切」とは何だろうか もうひとつの眼でみる |
鷲田清一(哲学者) 藤原辰史(歴史学者) |
健康特集
078 | 年と共に増える「かゆみ」 正体と改善法 |
衛藤 光(聖路加国際病院皮膚科 診療教育アドバイザー) |
042 |
旅・もの・出会い |
038 |
今から見る夢 |
058 | 料理 ワンランク上の洋食 3種類の「おいしさの素」で 松本陽介 |
056 | つくる 手帳用ペンケース 井上桂子 |
006 | しぜんの仲間たち10 シマエナガ 小原 玲 |
052 | アート 変身しようそうしよう4 逸脱せよ、と前衛はいう 成相 肇 |
051 067 |
四コマ漫画4 ナタリーさん 原案…ナタリー・ベルジュロン 作画…神沢礼江 |
088 |
いつの間に進化!?家電14 |
092 | 人生百年学のすすめ22 時よ止まれ、老いた私が遅すぎるから 樋口恵子 |
094 | Dr.イワタの老い研究4 補聴器の真実 岩田 誠 |
096 | 記憶の小舟4 銘仙の色 井坂洋子 |
098 | こんな本をひらいた15 今回は自分のための読書だった! 村田喜代子 |
100 | あの歌をプレイバック!10 あなたのすべてを 本城和治 |
102 |
毎日のヨガ34 |
104 | 頭の体操をしましょう |
106 | 明日の友歌壇 松坂 弘選 |
108 | 明日の友俳壇 黒田杏子選 |
110 | バックナンバーのご案内 |
111 | 明日の友アンケート |
115 | 読者のたより |
076 | お知らせ |
118 | 編集後記・次号予告 |
113 | 十三浜塩蔵わかめ・こんぶ購入のご案内 |
今号の特集が、皆さまの生活と家計を見直すお役に立てば幸いです。2020年版家計簿・日記類も揃いました。
9月9日未明、首都圏を直撃した台風15号。昨冬号で訪ねた千葉県館山市の「かにた婦人の村」では、「強風で寮の屋根が吹き飛び、教会堂のステンドグラスが割れ、何本もの大木が倒れた。電気は14日に復旧したものの、建物の修理など長くかかりそう」と天羽道子さん。まだ3万戸以上(9月19日)で続く停電や断水、家屋の破損で不便を強いられる方々の生活が、早く改善されることを願うばかりです。
■明日の友編集部へのメッセージは asunotomo@fujinnotomo.co.jp へお送りください
3種類の「おいしさの素」でワンランク上の洋食 松本陽介
自家製ケチャップ 「家でつくれるの?」材料をジューサーにかけて煮詰めるだけでおいしいソースの出来上がり。プレゼントにも喜ばれます。
自家製マヨネーズ できるだけ新鮮な卵でつくりましょう。
自家製ピクルス 好みの野菜で自分の味を楽しんで。
大人のポテトサラダ パンにのせてもおいしい。
大人のナポリタン ワインに合うコクのある一皿。
秋のチーズトースト カレーの香りがアクセント。ボリュームがあるのでブランチにぜひ。
海老とアボカドのカクテルソース しゃれたごちそうが家で簡単にできます。
たっぷり野菜の田舎風スープ 冷蔵庫の中の野菜をなんでも使って。
秋鮭のハーブパン粉焼き タルタルソース ハーブパン粉は冷凍保存ができます。
ミロトン(ビストロ風ハヤシライス) あめ色玉葱の甘さとコク、バターの香りにトマトとピクルスの酸味。味のバランスが最高のフランスの家庭料理です。