255号 冬 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

明日の友255号 冬

表紙:大野八生
発売日:2021年12月3日
価格:730円(税込)

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特集

身軽に暮らす すっきりのルール

「物が処分できない」「すっきり暮らすには?」尽きない悩みの解決には、ちょっとしたコツがあります。
慌てず、悩まず、軽やかに。暮らしを見直してみませんか。

すっきりのルール

  1. 置き場所を決めれば楽に 70代
  2. 整理の基準は「無理なく」 80代

 

読者アンケートから 試してみたい「手放す&有効活用」

着物/写真/日記、手紙や年賀状/家計簿/布団・座布団/食器/仕事や趣味の物/カタログや段ボール/ベランダの植物と土

 

エッセイ

祖母のこと

黒田杏子◎俳人。1938年東京生まれ。「藍生」創刊主宰。句集に『黒田杏子句集成』ほか多数。近編著に『証言・昭和の俳句 増補新装版』がある。
中野利子◎ノンフィクションライター。1938年東京生まれ。地域の女性たちと読書会を25年続ける。著書に『外交官E・H・ノーマン』『父中野好夫のこと』ほか
成相 肇◎東京国立近代美術館主任研究員。1979年島根県安来市生まれ。戦後日本のアヴァンギャルド芸術を研究。
藤原辰史◎京都大学人文科学研究所准教授。1976年北海道旭川市生まれ、島根県奥出雲町育ち。専門は農業史・食の思想史。著書に『ナチスのキッチン』『戦争と農業』『分解の哲学』ほか多数。「自由と平和のための京大有志の会」呼びかけ人。

 

 

 

健康特集

健康で長生きするために……老化予防に役立つ漢方薬

髙山 真 東北大学病院漢方内科 准教授

漢方薬というとどんなイメージがありますか?
「民間薬の一種」「効果があるか疑わしい」と思う人も多いかもしれません。
けれども実際は、医療現場でもさまざまな病気や症状の治療に効果を発揮しています。
さらに最近では、フレイル予防にも役立つと注目され、高齢者の強い味方でもあるのです。
漢方薬を上手に使って、健康寿命を延ばしましょう!

目次

生活特集

008 身軽に暮らす すっきりのルール

 

すっきりのルール

010 1 置き場所を決めれば楽に 70代 池田さん夫妻
014 2 整理の基準は「無理なく」80代 桑山さん夫妻

 

読者アンケートから

試してみたい「手放す&有効活用」

018 着物・紙・書類・大物
024 ベランダの植物と土
027 手放すきっかけは?
028 編集部員が片づけました 蔵書を本専門倉庫に

 

 

エッセイ

038 祖母のこと
040 黒田杏子 無名の祖母
042 中野利子 一通の手紙
044 成相 肇 漬物とロングパス
046 藤原辰史 北海道ばあちゃん

 

 

健康特集

069 健康で長生きするために……
老化予防に役立つ漢方薬
髙山 真 東北大学病院漢方内科 准教授
070 「漢方薬」ってどんな薬?
074 高齢者に漢方薬が合う理由
076 高齢者によく使われる漢方薬の処方例
078 漢方薬 なんでもQ&A

 

030 旅・もの・出会い
但馬に二つの産業遺産を訪ねる
─兵庫県・朝来市 佐藤徹也
006 郷愁 日本のふるさと(11)
福島県大内宿 五島健司
053 料理
体を調える11のスープレシピ 小藤啓子
064 おやつのじかん
ビスコッティとエッグノッグ 大塚公子
084 シニアの家計簿今後に備える計画と予算 河野悦子

 

 

088 いつの間に進化! ?家電(20)
ふとん乾燥機 奈良 巧
048 読者投稿
手づくりカード、絵手紙
066 四コマ漫画(11)
番犬ダイダイ 神沢礼江
092 人生百年学 ヨタヘロ航海記(33)
あきらめない人生 樋口恵子
094 記憶の小舟(16)
「おばあちゃん」と呼ばれて 井坂洋子
096 導かれて(4)
なんでも自由に書いてみなさい 内山章子
098 本と幸せ(10)
音楽を求めて 北村 薫
100 あの歌をプレイバック!(23)
シクラメンのかほり 本城和治
082 毎日のヨガ(46)
自分の中の答えを聞く セティ秀子

 

 

102 頭の体操をしましょう
104 明日の友歌壇 松坂 弘選
106 明日の友俳壇 黒田杏子選
108 バックナンバーのご案内
109 明日の友アンケート
111 読者のたより
115 お知らせ
116 編集後記・次号予告
087 家計簿とクラウド家計簿「kakei+」ご案内

 

編集後記

「高齢社会をよくする女性の会全国大会in松山」に。コロナ禍の日々、人との交流の激減が高齢者の気力体力を奪った現実を改めて知る一方で、繋がりを紡ぐ工夫や活動の報告も続々と。自分らしく人間らしく生きるには「地域を育てること」と「誰かが何とかしてくれるだろうでなく、自ら助けてと言える人に」がカギに。誌面でも考えていきたいと思います。

■明日の友編集部へのメッセージは asunotomo@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今号の料理・お菓子

体を調える11のスープレシピ 小藤啓子
健康は毎日の食事から。「脾を健やかに、腎を補う」、中医の知恵に基づいたおいしい汁物を紹介します。

風邪気味

  • かぶのすり流し汁
    まさに滋味。
  • 大根と手羽のカレースープ
    カレーの香りが食欲をそそります。

皮膚のかゆみ

  • 鯖缶入り白菜の味噌汁
    出汁いらずの手軽な味噌汁。

食欲不振

  • 呉汁
    体の温まる日本の伝統食。ミキサーで手軽につくります。
  • 砂肝のスープ
    砂肝の出汁のおいしさをぜひ味わってみてください。

不安感

  • 豆腐チゲスープ
    貝のうまみと程よい辛みがおいしい。多めにつくって、ご飯やうどんをあわせても。
  • レタスと帆立のスープ
    帆立の出汁で、手軽な1品。

頻尿

  • 黒豆の具だくさんスープ
    きれいな色に仕上げたいときは、最後に黒豆を加えます。
  • 長芋と海老のスープ
    元気をつくる山の芋は、毎日少しずつでも摂りたい食材の一つです。

イライラ

  • 豆苗と豆腐のスープ
    桜海老の香りが効いています。
  • セロリのポトフ風スープ
    小藤さん一押し。たったこれだけの材料で、深い味わい。
 

 

ほっとひと息 おやつのじかん<冬> 大塚公子

  • オレンジ風味のビスコッティ
  • エッグノッグ

香ばしく堅めに焼き上げるビスコッティは、温かい飲み物に浸してもおいしいでしょう。

 

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