婦人之友
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■2018年1月号 編集後記
2018年、「婦人之友」は自身や家庭、同じ時を生きる人たちの生活が、自然の営みの中で心地よくあるために、できることから始めてみる。そんな歩みを、皆さんと共にしたいと思います。 |
特集
疲れても 笑顔がもどる 生活と知恵
元気が出ない日、うまくいかない日、"いつでも笑顔"は難しいけれど、笑顔への復元力は持っていたい。
その力は、日々の小さな心がけから生まれるのかもしれません。
「暮らしのおもしろがり達人」3人の知恵をヒントに、新しい年をスタートしませんか?
「今が一番」の気持ちよさを 小川奈緒さん
小川奈緒さん(文筆家)■1972年生まれ。暮らしや家づくり、ファッション、旅などのエッセイやルポの執筆を行う。主な著書に『心地よさのありか』『家がおしえてくれること』『おしゃれと人生。』などがある。 |
気負わずに私らしさを楽しんで ももせいづみさん
ももせいづみさん(生活コラムニスト)■暮らし、ライフスタイルを中心に、執筆や講演などに活躍。『新版「願いごと手帖」のつくり方』など著書多数。 |
「前向きでほがらか」をつくる毎日のリズム 田中ナオミさん
田中ナオミさん(建築家)■田中ナオミアトリエ主宰。「住宅は買うものではなく創るもの」がモットー。一級建築士。住宅医ネットワーク公認の住宅医も務める。イギリス人の母から受けた“生きるエネルギー”が、笑顔のベースに。 |
対談
里山に学ぶ持続可能性
小林朋道(動物行動学者)/今森光彦(写真家・切り絵作家)
草木、昆虫、動物、そして人。多様ないのちが共存し、循環する里山には、持続可能な未来への鍵があります。
シリーズ バリアのない社会へ
就職はしたけれど……20代の労働環境
就職して、社会へ一歩をふみ出す若者たち。夢や希望を持って働き始めたのに、心身疲れ果て、追いつめられる人が少なくありません。今、働く現場で、何が起こっているのでしょうか。
・上場企業、初任給22万円、残業は月に45時間。一見、問題なさそうな会社で、待ち受けていた働き方は──就職した娘と見守っていた母の気持ち。
社会福祉士の藤田孝典氏にお話を伺いました。
新連載
50代からの身軽な暮らし 井田典子
いだのりこ・相模友の会員、住グループ。整理収納アドバイザー。これまで100軒以上の片づけを手伝うほか、物の持ち方・収め方、時間の使い方などの講演を行う。1960年生まれ。
絵本 あのね ごとうみづき
目次
■特集
疲れても
笑顔がもどる 生活と知恵
014 | 「今が一番」の気持ちよさを 小川奈緒さん |
026 | 気負わずに私らしさを楽しんで ももせいづみさん |
036 | 「前向きでほがらか」をつくる毎日のリズム 田中ナオミさん |
024 035 |
今年わたしが楽しみたいこと 網中いづる/ひびのこづえ/福岡伸一/湯浅 誠/安部智穂 |
042 |
50代からの身軽な暮らし1 山を下る心地よさ 井田典子 |
044 | エッセイ スキマの風景13 新しい地平 平松洋子 |
■対談
046 |
里山に学ぶ持続可能性
|
140 | 新春詠 小島ゆかり/山西雅子 |
■シリーズ バリアのない社会へ
102 | 就職はしたけれど……20代の労働環境 長時間・深夜勤務に退職を決意/黙っていては変わりません 藤田孝典 |
100 | 思春期の悩み相談 「女の子が気になって」(中2・男子) 回答者・湯浅 誠 |
058 | 羽仁もと子著作集 自由の翼をのべて (著作集『自由・協力・愛』より) |
124 | 今日のいのり 「幼子イエス」 渡辺善忠 |
116 | 未来の余白から 新しい生の始まり 最上敏樹 |
112 | 視角 総選挙に出て考えたこと 政党と市民の協力こそ 山田厚史 |
010 | わたしの・すきな・もの ロゼッタ・ストーンのマグカップ 福岡伸一 |
■暮らし
060 |
料理 喜ばれる私のおせち 舘野鏡子
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069 |
気軽にできる今日のお菓子 柚子風味のウィークエンドケーキ 山本由美 |
072 | ちょっとひとつみハーブとなっぱ クレソン 庄野幸子 |
082 |
家計ルーム 今年こそ家計簿をつけたい 助言 金子明美 |
094 | 健康往来 かぜ? それとも肺炎? 山口泰弘 |
■読み物
077 |
<新連載>絵本 あのね さむいひのオーレ ごとうみづき
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122 | こころの深呼吸 心の方向 海原純子 |
132 | 小説 ひと箱のライフ 楊 逸 |
128 | Book 闇を照らす光 若松英輔 |
130 | cinema-女と男 女の道よ なぜ険し? 松本侑壬子 |
■口絵
007 | 時空しまめぐり 南大東島(沖縄県) 加藤庸二 |
092 | 家計簿をつけ通す同盟 自動車費 |
142 | 生活歌集 小島ゆかり |
146 | 生活句集 山西雅子 |
150 | 十三浜わかめクラブ通信 |
152 | 自由学園だより 高橋和也 |
154 | 友の会ニュース 徳山/バンコク |
156 | f-tomoひろば |
160 | バックナンバー |
161 | 2月号予告 |
162 | 編集室日記 |
新しい年、変化していく社会や環境の複雑な問題にも、生活の中から前向きに、少しずつ取り組んでいく、そのきっかけとなる記事をお届けできればと思います。
対談の、「里山」にある自然と人との関係の可能性、また特集でご紹介した暮らしの様子にも、何かを始める鍵があります。家計ルームは増ページして、心新たに家計簿を開いた方の例を通し、今年は! という皆さんと家計簿に向き合います。
新連載も多彩。ごとうみづきさんの絵本「あのね」では、毎回、思いがけない世界が広がります。若松英輔さんの書評も、深い余韻を残すでしょう。時を経ても、生き生きと語りかける、創立者・羽仁もと子のことばを「週めくりカレンダー」にいたしました。新しい時を共に歩めますように。
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今月号のレシピ
【喜ばれる私のおせち】
牛すねのじっくり煮/フライパンでつくる筑前煮/射込み高野豆腐/赤ワインの酢ばす/カリフラワーと赤パプリカのフレンチマリネ/栗入り、芋きんとん
【大皿で楽しむ、揚げものとご飯もの】
黒豆と餅の春巻/黒米のキンパ(韓国風のり巻き)
【気軽にできる今日のお菓子】
柚子風味の「ウィークエンド」
【ちょっとひとつみハーブとなっぱ】
クレソンのポタージュ