婦人之友
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■2018年5月号 編集後記
特集
\ストレスと上手につき合う/
わたしを励ます モノ・コト・コトバ
ささいなことに傷ついたり、悲しくなったり。そんなとき、元気になろうとする心の回復力を引き出してくれるのもまた、身近で、ささやかなことかもしれません。5人の方に向き合い方を伺いました。脳の特性を知り、落ちこみすぎない脳づくりを。
こころの言葉に向き合って 山西雅子さん
自身との静かな対話で生まれる言葉は、どんなときもそっと寄り添い、力に。本誌「生活句集」選者・俳人の、山西雅子さんの日々を支えるものは――。
森を歩けば植物が教えてくれる ポール・スミザーさん
そっと咲く花を見つめたり、拾った木の実を植えたり……。幼いころに遊んだ森の記憶の延長線上を生きる中で、辛かった時期を越えたというスミザーさんにお話しいただきました。
脳科学でストレスに強くなる 加藤俊徳
1万人以上の脳画像診断を通して、脳はいくつになっても生き生きと成長する、と力強くおっしゃる加藤先生。ストレスで落ちこまない脳の育て方を伺いました。
かとうとしのり 脳内科医・医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。MRI脳画像で脳の健康、成長を診断する専門家。著書に『悩まない脳の作り方』(辰巳出版)ほか多数。 |
座談会
社会も自分も豊かになる “愉しい地域”のつくり方
湯浅 誠(社会活動家・法政大学教授)/西川 正(NPO法人ハンズオン埼玉)/佐藤行子(横浜友の会会員)/櫻井美弥乃(主婦・ナレーター)
地元の人々との関わりは、地域のためだけでなく、その人自身の考え方・世界観を広げてくれます。
シリーズ バリアのない社会へ
「まずは、ごはん!」から
大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO)のとり組み
本誌2015年2月号で紹介した、大阪子ども貧困アクショングループ(CPAO)。活動を始めておよそ5年、CPAOが運営する孤立した親子の“居場所”「たつみファクトリー」を大阪市生野区に訪ねた。
4月にオープンの「f-tomo カフェ」。本誌執筆陣に月がわりでお越しいただき、皆さまと自由に語り合っていただく場です。筆者の方のご専門を入り口に「心地よい暮らしとは」「生きる力とは?」「社会をよくするには……」など、月に一度平日の夜、ご一緒に心豊かなひとときをもちませんか。(筆者トーク60 分、オープントーク30分)
そしてより広く深く『婦人之友』に親しんでいただけますように。
<第2回:5月11日(金)18:30~20:00> 井田典子さん(相模友の会会員・整理収納アドバイザー)と語る「モノと時間と心の整理」詳細はこちら⇒
目次
■特集
\ストレスと上手につき合う/
わたしを励ます モノ・コト・コトバ
014 | こころの言葉に向き合って/俳句をつくってみませんか 山西雅子さん |
022 | 森を歩けば 植物が教えてくれる ポール・スミザーさん |
028 | 家と人を慈しむことで心が整理されます 北野美津子さん |
033 | 元気回復へのひととき 後藤由紀子/ごとうみづき |
034 | 脳科学でストレスに強くなる 加藤俊徳 |
042 |
50代からの身軽な暮らし 5 高揚する時間、静まる時間 井田典子 |
044 | エッセイ スキマの風景 17 紙一枚 平松洋子 |
■座談会
071 | 社会も自分も豊かになる “愉しい地域”のつくり方 |
湯浅 誠/西川 正/佐藤行子/櫻井美弥乃 |
■シリーズ バリアのない社会へ
082 | 「まずは、ごはん!」から |
大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO)のとり組み |
068 |
羽仁もと子著作集 旧と新と |
124 | 今日のいのり 被造物は共にうめきながら 加藤博道 |
116 | 未来の余白から 聖アントニウスの火 最上敏樹 |
092 | 視角 市民による “憲法カフェ”(松戸市) 宿谷尚之 |
010 | わたしの・すきな・もの 手作り万年筆 福岡伸一 |
097 | 在来野菜が世界をつなぐ 山形県鶴岡市で国際フォーラム 清水 弟 |
090 | 思春期の悩み相談 「他人から見た自分のイメージがイヤ」(中1・女子)回答者・湯浅 誠 |
110 | 健康往来 不安やストレスを漢方で改善 寺澤捷年 |
■暮らし
046 |
料理 人が集まる日のイタリアンレシピ 座波慈子 |
053 |
気軽にできる今日のお菓子 オーツレースクッキー 高橋武尊 |
062 | ちょっとひとつみハーブとなっぱ スイートマジョラム 庄野幸子 |
066 | つくる手・えらぶ目 春を呼びこむ道具と工夫 小川奈緒 |
102 | 家計ルーム 40代・再就職 3つの“ない”から安心へ |
■読み物
057 | 絵本 あのね 5 かちかち ごとうみづき |
122 | こころの深呼吸 今、この時 海原純子 |
132 | 小説 ひと箱のライフ 楊 逸 |
128 | Book 魂の交歓 若松英輔 |
130 | Cinema―女と男 NYは素敵だ! 松本侑壬子 |
056 | photo さんかく ときどき1 ことこと 三井昌志 |
■口絵
007 | 時空しまめぐり ヘロン島(オーストラリア) 加藤庸二 |
108 | 家計簿をつけ通す同盟 衣服費 |
140 | 生活歌集 選・小島ゆかり |
144 | 生活句集 選・山西雅子 |
148 | 自由学園だより 高橋和也 |
150 | 友の会ニュース 秋田 |
152 | 十三浜わかめクラブ通信 |
155 | トークイベント f-tomoカフェ |
156 | f-tomoひろば |
160 | バックナンバー |
161 | 6月号予告 |
162 | 編集室日記 |
新緑が輝く季節を迎えます。さわやかな風に吹かれて、縮こまっていた体を伸ばしませんか?
よい季節なのに、新年度の環境の変化の中、心身の疲れが出やすいのも5月。そんな時は、生活特集や健康往来をお役立てください。
5月3日に施行から71年を迎える日本国憲法。「視角」は、私たちの社会の土台となる憲法の論議を、もっと市民の側に寄せたいと一歩踏み出した方の体験記。まずよく知ることから、生活の中で、憲法を考えられたらと思います。
繊細な焼きあがりのオーツレースクッキー。19世紀スウェーデンで、“7種のクッキーとコーヒーでのおもてなし”の一品として供されたそう。手軽なお菓子です。春のお茶のひと時を。
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今月号のレシピ
【今日のおかず 人が集まる日のイタリアンレシピ】
ポークとチキンマリネ、野菜の串焼き/豚ヒレハム/紫キャベツとブルーベリーのマリネ/しらすとパン粉のパスタ/魚介のトマト煮こみ
【気軽にできる今日のお菓子】
オーツレースクッキー
【ちょっとひとつみハーブとなっぱ】
ハーブローストポーク
【「まずは、ごはん!」から子どもの“今”をサポート】
里芋素麺コロッケ(CPAO「ごはん会」)