2018年 8月号 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

婦人之友2018年 8月号

表紙:網中いづる
発売日:2018年7月12日
価格:784円(税込)

  • 定期購読 お申し込み
  • バックナンバー
  • 次号予告

←2018年7月号 2018年9月号→
■2018年8月号 編集後記

特集

不眠・冷えを解消する
夏の快適習慣

暑さで寝苦しかったり、エアコンや冷たい食べもので冷えるなど、この季節の不調は、「不眠&冷え」がおもな原因。ぐっすり眠れたあとの爽快感が、毎日つづいたら、どんなによいでしょう。気軽にできることから始めて、夏を快適に――。

 

ぐっすり眠れる・夏バテしない 食べ方とレシピ 村岡奈弥
食事は疲れた身体をととのえ、回復させる元気の源です。
薬膳の知恵と食材の力を借りて、すこやかに夏を楽しみましょう。

レシピ1 冷や汁■暑い日は、塩けをきかせた濃いめの味つけがおいしいものです。体内の熱を冷ますきゅうりと、温める味噌、しその葉を合わせました。

レシピ1 オクラのスープ■さまざまな効用をもつオクラをたっぷりと。炒めた生姜と万能葱で、身体の中からポカポカします。

 

パジャマ、寝具、室温 寝苦しさ改善のヒント
夜も下がらない気温と湿度に、悩まされる夏、現代人の40%が寝苦しさを感じているという調査も。1万人以上の悩みに応えてきた三橋さんに、夏の快眠の知恵と工夫を聞きました。

三橋美穂●快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部を経て独立。寝具やパジャマのプロデュース、選び方の提案などを行う。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)ほか。http://sleepeace.com

 

不調にさようなら!すっきり健康入浴法
「暑い時期もお風呂に入るとよい理由が、実はたくさんあります」温泉療法専門医の早坂信哉さんに聞きました。

早坂信哉●東京都市大学人間科学部教授、博士(医学)、温泉療法専門医。生活習慣としての入浴を、医学的に研究する第一人者。

 Q 暑い時期の入浴って、なんだか面倒で……。シャワーでもいいのでは?
 A 湯ぶねにつかると、健康効果抜群!肩までお湯につかりましょう。

夏は、屋外と冷房の効いた室内の温度差などで、自律神経が乱れて、疲れやすくなります。その身体をととのえ、回復力を高めてくれるのが、“入浴”です。

 

平和特集

長崎 世界文化遺産への旅

今夏、世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。12の構成資産から、今回はその一部を紹介します。時代に翻弄された人々が、命がけで守った信仰、ひたむきな祈りと複雑な思い……。そんな歴史を知るための旅に出ませんか。

  • 外海の出津集落 出津教会堂/旧出津救助院[長崎県長崎市]
  • 外海の大野集落 大野教会堂[長崎県長崎市]
  • 久賀島の集落 旧五輪教会堂[長崎県五島市]
  • 奈留島の江上集落 江上天主堂[長崎県五島市]
  • 大浦天主堂[長崎県長崎市]

大浦天主堂 中央祭壇奥には十字架上のキリスト。西陽を受けたステンドグラスが、壁に美しく投影された瞬間。

 

座談会 歴史と今をつなぐ

髙見三明(カトリック長崎大司教区大司教)/柿森和年(長崎の教会群を世界遺産にする会)/繁延あづさ(写真家)

長崎の美しい海や教会群の背景には、250年を超える禁教期のキリシタンへの激しい迫害、原爆による被爆など、
苦難の道を歩んできた歴史や多くの人々の祈りがあります。
それは今、私たちの平和への歩みを照らしてくれます。

 


4月にオープンした「f-tomoカフェ」。本誌執筆陣に月がわりでお越しいただき、皆さまと自由に語り合っていただく場です。筆者の方のご専門を入り口に「心地よい暮らしとは」「生きる力とは?」など、月に一度平日の夜、ご一緒に心豊かなひとときをもちませんか。(筆者トーク60分、オープントーク30分)

第5回:9月3日(月)18:30~20:00
網中いづるさん(イラストレーター・『婦人之友』表紙絵)と語る 『婦人之友』の表紙ができるまで

詳細はこちら⇒

目次

■特集
不眠・冷えを解消する
夏の快適習慣

014 ぐっすり眠れる・夏バテしない 食べ方とレシピ 村岡奈弥
023 寝苦しさ 改善のヒント 三橋美穂
032 セティ秀子さんの 夏の夜の安眠ヨガ
034 不調にさようなら! すっきり健康入浴法 早坂信哉
040 50代からの身軽な暮らし 8 感受性の初期化 井田典子
042 エッセイ スキマの風景 20 時間の裂け目で 平松洋子

 

 

112

思春期の悩み相談 「電車で痴漢にあって」(中1・女子) 回答者・あさのあつこ

 

■平和特集

074
083
長崎 世界文化遺産への旅
座談会 歴史と今をつなぐ
髙見三明/柿森和年/繁延あづさ
093 体験記 少女が見た引揚げ 鈴木政子

 

 

 

072

羽仁もと子著作集 休息

著作集『思想しつつ生活しつつ(上)』より抜粋

122 今日のいのり 光の共鳴 宮嶋 望
114 未来の余白から 八月のわだつみ 最上敏樹
010 わたしの・すきな・もの せいめいのれきし 福岡伸一
064

読者を訪ねて 13 白鳥が湖面をゆくような調べを 前橋汀子さん(ヴァイオリニスト)

 

 

■暮らし

044

料理 盛夏に元気が出るレシピ 野村紘子

051

気軽にできる今日のお菓子 黒糖と新生姜のゼリー寄せ 鶴水与作

062 つくる手・えらぶ目 夏を味わうおしゃれと飲み物 小川奈緒
098 家計ルーム 毎月予算オーバー、収入の中で暮らす工夫
106 健康往来 検診と生活習慣が重要 膵臓の病気 羽鳥 隆

 

■読み物

055 絵本 あのね 8 かえりみちドレミ ごとうみづき
060 今日、なに着ていこう メガネ ひびのこづえ
120 こころの深呼吸 断り上手 海原純子
130 小説 ひと箱のライフ 楊 逸
126 Book ひとりぼっち 鈴木 潤
128 cinema-女と男 体当たりの女たち 松本侑壬子

 

■口絵

007 時空しまめぐり 慶良間諸島(沖縄県) 加藤庸二

 

104 家計簿をつけ通す同盟 特別費
138 生活歌集 選・小島ゆかり
142 生活句集 選・山西雅子
146 自由学園だより 佐藤有子
148 友の会ニュース 新居浜/姫路
150 十三浜わかめクラブ通信
153 トークイベント f-tomoカフェ
157 f-tomoひろば
160 バックナンバー
161 9月号予告
162 編集室日記

 
 

編集後記

大阪北部地震で被災された地域の方々へお見舞い申し上げます。ようやく余震の収まる中からのお便りに「地震は日常の中で起きる、備えは常に」と。誰もが忘れずにいたいと思います。続く猛暑や豪雨、皆さま気をつけてお過ごし下さい。
平和特集では長崎を訪ねました。座談会で語られた「いま見えているのは物語のラストシーン。そこに至るまでに思いを馳せて」は、他の事柄にも通じます。体験記の事実にも心を留める夏に。
読者・筆者・編集部がつながるトークイベントf-tomo カフェも3回目。毎回、活発でなごやかな時間です。初回の湯浅誠さんの力強いお話の抄録を、ホームページに載せました。誌面と合わせて、当日の雰囲気をお伝えします。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号のレシピ

【ぐっすり眠れる・夏バテしない 食べ方とレシピ】

冷や汁/あさりとあおさのパスタ/オクラのスープ/かぼちゃのリゾット

 

【今日のおかず 盛夏に元気が出るレシピ】

鶏むね肉のパレルモ風/豚しゃぶとレタスの梅・生姜和え/なすそうめん/玉葱のスープ/和風ラタトゥイュ

 

【気軽にできる今日のお菓子】

黒糖と新生姜のゼリー寄せ

 

 

関連商品