婦人之友
←2019年1月号 2019年3月号⇒
■2019年2月号 編集後記
年末年始、みなさま楽しいひとときをおすごしでしたか。
ペットを膝の上に乗せ、コーヒーやお茶を飲みながらホッと一息つくと、心もおだやかに落ち着きますね。そんな様子が2月号の表紙から感じられます。
特集
1日がムリなくまわる おおらか時間術
わたしたちには同じように、1日24時間が与えられていますが、いつでも忙しくて、時間が足りない!と思う人も多いでしょう。そんなときこそ、ちょっと立ち止まってみませんか。
小さな工夫ひとつで、毎日がスムーズになり、笑顔もふえてくるはずです。
ウー・ウェンさんの台所の知恵と生活
「時間の使い方も料理と同じ。シンプルに考えれば、難しくないですよ」
ウーさんは起床と就寝、食事の時間はどんなに忙しくてもずらしません。生活の基本は「健康」と考えて、そうしています。やるべきことだからとつめこんだりせず、食べること、寝ることと同じように、仕事をする時間をしっかり守り、自分の時間もきちんととる……ウーさんの1日の過ごし方を教えてもらいました。1日のタイムテーブル、暮らしを助ける道具など、参考になるヒントがいっぱいです。
ざっくり把握がちょうどよい 佐藤家・家族の予定表
中1〜高3まで4人の子どもがいる佐藤家。部活や習いごと、遊びなど子どもの予定もいろいろあるし、両親の予定もさまざま。そんな家族で共有するのが“家族ボード”。1週間の家族の予定をそれぞれが書きこみ、みんなが把握。多感な時期の子どもたちとも、大事な予定を確認し合える。子どもとの距離を、一歩引いて関わることもできる、佐藤家流スケジュール管理です。
妻1人、娘3人 おだやか父さんの秘訣
思春期の娘と父親の関係は難しい……だけど「わが家は平和ですよ」と話せるのはなぜ?
心のゆとり わたしのスケジューリング
2冊の手帳で安心管理 |
1つずつ、完了させていく |
心もからだもすっきりと 私の“おおらか”の作り方
■座談会
まめな暮らし
鈴木さく(グランドマメリエ®️)/浦田優子(米・豆の有機栽培農家)/あべ美佳(作家、脚本家)/齋藤名穂(建築家、デザイナー)
昔から、日本の食文化を支えてきた豆。今また、そのおいしさ、楽しさが再発見されています。
豆の栽培が盛んな山形県川西町では、41種類もの豆が育てられています。荒れ地を改良し、食料としても欠かせない、豆のある暮らしをもっと知ってほしい――と、毎年、東京の上野で“豆の展示会”が開かれています。会場を訪ね、世界各地で愛される豆料理も含めて話し合いました。
始めよう!プラスチックフリー・ライフ②
まず、台所を見てみる・上
身の回りには、たくさんのプラスチック製品があります。中でも使い捨てのものが多いのが台所。読者のプラスチックごみ調べを例に、みなさんもプラスチック使用量を1週間調べてみませんか?(記入表つき)
“違うことは当たり前”の社会をつくりたい
2017年5月、自由学園男子部に生まれた「多様性が輝く社会デザインを考える会」。LGBTについて学びたい、という生徒有志の勉強会では、学んだことや考えたことを、教室の外へも働きかけています。
昨秋、その活動の一つ、自由学園初等部6年生への授業を見学、話を聞きました。
心も体もあたたまる冬の家庭料理
本谷惠津子
寒い時に体の芯からあたたまる、今の季節にぴったりの家庭の味を紹介します。
目次
■特集
1日がムリなくまわる おおらか時間術
012 | ウー・ウェンさんの台所の知恵と生活 |
020 | ざっくり把握がちょうどよい 佐藤家・家族の予定表 |
024 | 妻1人、娘3人 おだやか父さんの秘訣 |
026 | 心のゆとり 私のスケジューリング 小島ゆかりさん/藍原寛子さん |
028 | 心もからだもすっきりと 私の“おおらか”の作り方 |
■座談会
031 |
まめな暮らし「山形かわにし豆の展示会」会場で |
鈴木さく/浦田優子/あべ美佳/齋藤名穂 |
046 |
羽仁もと子著作集 人生の急所をきめる人 |
124 | 今日のいのり 共存するための管理 和田道雄 |
116 | 未来の余白から ひとつの勇気、たゆとう過去 最上敏樹 |
106 | 視角 「しあわせの経済」フォーラム 明珍美紀 |
122 | 時の手ざわり 築地 魚河岸 ひとの町 本橋成一 |
008 | わたしの・すきな・もの フェルメールの部屋 福岡伸一 |
048 | f-tomoカフェ抄録 生命は、変わらないために変わり続ける |
■始めよう!プラスチックフリー・ライフ
076 | まず、台所を見てみる・上 |
090 | 思春期の悩み相談 回答者・木村泰子 「なぜ人を好きになるのでしょう?」 |
083 | 教育 “違うことは当たり前”の社会を 自由学園男子部 |
148 | 幼児生活団通信グループ 楽しみながら、よい生活習慣を |
■暮らし
052 | 料理 心も体もあたたまる 冬の家庭料理 本谷惠津子 |
058 | 自然の恵みをおやつに フライパンでつくるりんごケーキ(長野) |
062 | 50代からの身軽な暮らし14 ガランと暮らす自由 井田典子 |
072 | ハーブとなっぱ マロウ 庄野幸子 |
092 | 家計ルーム 家計簿で、夢の美容院開業しました |
100 | 健康往来 スギ花粉症は治ります 大久保公裕 |
■読み物
064 | 今日、なに着ていこう 手作りバッグ ひびのこづえ |
067 | 絵本 あのね 本日のコーヒ ごとうみづき |
122 | こころの深呼吸 幸せの素 海原純子 |
132 | 小説 ひと箱のライフ 楊 逸 |
128 | Book 希望よりも強いもの 角田光代 |
130 | cinema 女王という名の孤独 松本侑壬子 |
■口絵
006 | ひかりの宝石 浅井美紀 |
098 | 家計簿をつけ通す同盟 調味料費 |
140 | 生活歌集 選・小島ゆかり |
144 | 生活句集 選・山西雅子 |
150 | 自由学園だより 渡辺憲司 |
152 | 友の会ニュース 鈴鹿 |
154 | 十三浜わかめクラブ通信 |
156 | f-tomoひろば |
159 | トークイベントf-tomoカフェ |
160 | バックナンバー |
161 | 3月号予告 |
162 | 編集室日記 |
社会や環境、科学技術の変化の著しい時代に「新しいモノサシを」と呼びかけた1月号には、読者の皆さんから多くの共感が寄せられました。モノサシを変えてみると、道が拓けることも。そんな2019年を、ご一緒に歩みましょう。
福岡伸一さんの昨秋の f-tomoカフェ抄録を、今号掲載しました。愉快なお話に流れる、いま生命を捉え直すことの意味、深い内容の一端を味わっ ていただけるでしょうか。連載の、“フェルメールおたく”に起こった奇跡のエピソードも合わせてお楽しみ下さい。 2月には新刊も!
寒さの厳しくなる時季、心も体もあたたまる料理、どこか懐かしいりんごのケーキを。
次号では、世界を舞台に軍縮問題に取り組む、 中満泉さん(国連事務次長)の対談をお届けします。
■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください
今月号のレシピ
【[座談会]まめな暮らし】
ソニハさんのエルミッチャイサーダム(レモンライス)/紅大豆ごはん/気軽に楽しむ蒸し豆/節分汁
【今日のおかず 心も体もあたたまる冬の家庭料理】
牛ほほ肉の煮込み/春菊、春雨、鶏ささみのマスタードソース和え/粟麩とよもぎ麩の鶏軟骨スープ鍋/ほうれん草のソテー カタルーニャ風/鮭のきのこクリームソースかけ
【自然の恵みをおやつに】
フライパンでつくるりんごケーキ/チョコがけグラッセ