婦人之友
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■2020年6月号 編集後記
特集
上半期のヨゴレを一掃!
初夏、汚れがゆるんで掃除にもってこいの季節です。気になる換気扇を家事アドバイザーの山﨑美津江さんとすっきり、きれいに!あわせて、自分が、家族がかかったら、と不安な新型コロナウイルス感染症対策の掃除法を、看護師の山内和枝さんに伺いました。
山﨑美津江さんと、思い切って換気扇
油とホコリがかたまった換気扇の汚れ。気温が上がるこの季節は、汚れがゆるんで落としやすくなります。ピカピカにすると、心までスッキリ、爽快に。環境にやさしい方法で取り組みます。
初夏は汚れ退治のチャンスです
ゴールデンウィークの前後から温度や湿度が上がり、カビが心配な季節となります。カビ発生の三要素は温度、湿度と栄養(ホコリ、汚れなど)。下駄箱、台所、水まわりの掃除をしてカビを防ぎましょう。
新型コロナウイルスに効果的な掃除法
新型ウイルスの感染が世界中で広がり、感染症対策はとても身近なことになりました。正しい掃除と消毒で、家庭から「うつらない、うつさない」予防を――。在宅訪問も行う看護師の山内和枝さんに、掃除法を教えていただきます。
始めよう! プラスチックフリー・ライフ
植えてつくるヘチマたわし
暑い時期はグリーンカーテンとして、収穫したらプラスチックフリーのたわしにも。2役を果たすヘチマを、この夏育ててみませんか。指導は環境カウンセラーの中村早苗さん。千葉で畑をつくる小関征子さんにも話を伺いました。
特集 新型コロナ(COVID‐19)と私たち
- “緑の力”という希望 ヒルデガルトを巡る旅 辻 信一
- いま、新学期を迎えた君たちへ 木村泰子・湯浅 誠
- 家庭で地域で/医療や支援の現場から
- 視角 イタリアで見えるもの 中村秀明
- 新型コロナとの向き合い方 山中伸弥
家族の成長ものがたり ニワトリと卵と、息子の思春期Ⅲ
「ゲームを買う代わりに、鶏飼わせて!」3年前、長男のそんなひと言から始まった、養鶏計画。いつしか鶏のいる風景は、親子のあたりまえの日常に。鶏の死と新たな命を受け入れた前回(3月号)に続き、いよいよ自らの手で鶏を捌く日が―。
●ニワトリと卵と息子の思春期Ⅰ(『婦人之友』2018年7月号掲載)はこちら⇒
繁延あづさ(しげのぶあづさ)
●亜紀書房ウェブマガジン「あき地」にて『山と獣と肉と皮』を連載中。 |
目次
特集
上半期のヨゴレを一掃!
012 | 山﨑美津江さんと、思い切って換気扇 |
022 | 初夏は汚れ退治のチャンスです |
024 |
新型コロナウイルスに効果的な掃除法 山内和枝 |
始めよう! プラスチックフリー・ライフ
034 | 植えてつくる ヘチマたわし 中村早苗・小関征子 |
特集 新型コロナ(COVID‐19)と私たち
094 | “緑の力”という希望 ヒルデガルトを巡る旅 辻 信一 |
102 |
いま、新学期を迎えた君たちへ 木村泰子・湯浅 誠 |
106 | 家庭で地域で/医療や支援の現場から |
112 | 視角 イタリアで見えるもの 中村秀明 |
116 | 新型コロナとの向き合い方 山中伸弥 |
080 | 羽仁もと子著作集 明窓浄几 |
084 | 今日のいのり キリストがわたしの家に 吉村和雄 |
134 | 未来の余白から この、感謝のとき 最上敏樹 |
008 |
わたしの・すきな・もの ヴェネツィア 福岡伸一 |
066 | ニワトリと卵と、息子の思春期Ⅲ 繁延あづさ |
暮らし
043 |
暮らしの引きだし 気持ちが伝わる「手紙」 松場登美 |
050 |
料理 ごはんもメインも副菜も 茹でない大豆料理 長谷川清美 |
058 | お菓子 フルーツいっぱい爽やかゼリー 山本由美 |
062 | ルピナス・ヴァレーの庭から 花とベリーとフルーツと 森本佳代・二太郎 |
074 |
みんなの悩み研究室 「生姜をすりおろす時、端が残るのが気になります」 |
128 | 健康往来 天気と季節によって悪化する「気象病」の予防法 福永篤志 |
122 | いつでもどこでも記帳 クラウド家計簿がはじまります |
読み物
078 |
今日、なに着ていこう リネンのマスク ひびのこづえ |
088 | こころの深呼吸 朝のひとときから 海原純子 |
140 | 小説 ひと箱のライフ 楊 逸 |
090 | Book 人生の使い方 田中恒子 |
092 | cinema 安易に理解しない勇気と倫理 大久保清朗 |
口絵
006 | 本のある風景 レロ・イ・イルマオン(ポルトガル) 福元 修 |
082 | 自由学園だより |
148 | 生活歌集 選・小島ゆかり |
151 | 生活句集 選・山西雅子 |
154 | 十三浜わかめクラブ |
156 | f-tomoひろば |
160 | バックナンバー |
161 | 7月号予告 |
162 | 編集室日記 |
新型コロナウイルスに関して緊急事態宣言が出され、私たちの日常や街の風景が変わりました。配送事情はじめさまざまな困難の中ですが、今号が皆さまの元に届き、内容が少しでも今の生活に役立つことを、心から願います。
お菓子は初夏にぴったりのフルーツゼリー。「家にいる子どもが毎日のようにお菓子をつくっています」との声も聞こえます。どうぞレパートリーに。
編集部も原則在宅での仕事となり、別々の場所にいながら一つのものを、各地の皆さまへと作る経験に、「隣にいなくてもつながっている」ことを実感しています。そのつながりを、筆者の方々とも共に、今の事態の中でさらに強くし、支え合っていきたいと思います。
皆さまの、そして世界の人々の健康が守られることをお祈りします。
■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください
今月号の料理・お菓子
ごはんもメインも副菜も茹でない大豆料理 長谷川清美
大豆は、和風はもちろん洋風やエスニック風など、どんな味つけも合う万能な食材です。乾燥大豆をよりおいしく味わえる、蒸し豆と炒り豆を使ったレシピをご紹介します。
撮影/青山紀子
- 蒸し豆の豆乳マヨネーズサラダ
卵を使わない豆乳マヨネーズは、あっさりとした味わい。マスタードの代わりに和辛子も合います。きゅうりのピクルスをきざんで入れるのもおすすめ。 - 蒸し豆ハンバーグ
白味噌が隠し味の、しっかりとした味のハンバーグ。肉が入らなくても、食べごたえは十分です。 - 蒸し豆と炒り豆の和風ピクルス
食感のミックスが楽しく、甘めで食べやすいピクルス。炒り豆は味がしみにくいので、炒りたての熱々を漬けます。 - 蒸し豆のアヒージョ風
にんにくの風味に、箸がとまらないおいしさです。油に浸っていれば1カ月保存可能。 - 蒸し豆のねぎ油かけ
カリカリのちりめんじゃこを合わせて。八角の香りがポイントのねぎ油は、冷蔵庫で1 週間ほど保存でき、ごはんやラーメンなどにも。 - 炒り豆のトマトスープ
焼いたパプリカがベースの、香ばしいスープ。炒り豆の歯ごたえが楽しめます。 - 炒り豆たっぷり香菜ごはん
炒った豆を炊き込むだけなので、乾豆を使い慣れていなくても大丈夫。ナンプラーとパクチーでエスニック風に。葉物やレモンが入るので、冷めてもおいしくいただけます。
つくってみたいお菓子 フルーツいっぱい爽やかゼリー 山本由美
アガー(海藻やマメ科の植物の種子が原料)で作る、果物入りのゼリーです。ツルンとした食感と、果物の色つやがきれいにみえる透明感。キウイやパイナップル、マンゴーなど、ゼラチンでは固まりにくい果物も、きれいにできます。
撮影/原 務