2020年 6月号 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

婦人之友2020年 6月号

表紙:砂糖ゆき
発売日:2020年5月12日
価格:780円(税込)

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■2020年6月号 編集後記

特集

上半期のヨゴレを一掃!

初夏、汚れがゆるんで掃除にもってこいの季節です。気になる換気扇を家事アドバイザーの山﨑美津江さんとすっきり、きれいに!あわせて、自分が、家族がかかったら、と不安な新型コロナウイルス感染症対策の掃除法を、看護師の山内和枝さんに伺いました。

山﨑美津江さんと、思い切って換気扇
油とホコリがかたまった換気扇の汚れ。気温が上がるこの季節は、汚れがゆるんで落としやすくなります。ピカピカにすると、心までスッキリ、爽快に。環境にやさしい方法で取り組みます。

 

初夏は汚れ退治のチャンスです
ゴールデンウィークの前後から温度や湿度が上がり、カビが心配な季節となります。カビ発生の三要素は温度、湿度と栄養(ホコリ、汚れなど)。下駄箱、台所、水まわりの掃除をしてカビを防ぎましょう。

 

新型コロナウイルスに効果的な掃除法
新型ウイルスの感染が世界中で広がり、感染症対策はとても身近なことになりました。正しい掃除と消毒で、家庭から「うつらない、うつさない」予防を――。在宅訪問も行う看護師の山内和枝さんに、掃除法を教えていただきます。

 

始めよう! プラスチックフリー・ライフ

植えてつくるヘチマたわし

暑い時期はグリーンカーテンとして、収穫したらプラスチックフリーのたわしにも。2役を果たすヘチマを、この夏育ててみませんか。指導は環境カウンセラーの中村早苗さん。千葉で畑をつくる小関征子さんにも話を伺いました。

 

特集 新型コロナ(COVID‐19)と私たち

  • “緑の力”という希望 ヒルデガルトを巡る旅 辻 信一
  • いま、新学期を迎えた君たちへ 木村泰子・湯浅 誠
  • 家庭で地域で/医療や支援の現場から
  • 視角 イタリアで見えるもの 中村秀明
  • 新型コロナとの向き合い方 山中伸弥

 

 

家族の成長ものがたり ニワトリと卵と、息子の思春期Ⅲ

「ゲームを買う代わりに、鶏飼わせて!」3年前、長男のそんなひと言から始まった、養鶏計画。いつしか鶏のいる風景は、親子のあたりまえの日常に。鶏の死と新たな命を受け入れた前回(3月号)に続き、いよいよ自らの手で鶏を捌く日が―。

●ニワトリと卵と息子の思春期Ⅰ(『婦人之友』2018年7月号掲載)はこちら⇒

繁延あづさ(しげのぶあづさ)
雑誌や書籍の撮影・執筆などを行う。夫、中1と小5の息子、4歳の娘と長崎市に暮らす。著書に『長崎と天草の教会を旅して』『うまれるものがたり』など。

 

●亜紀書房ウェブマガジン「あき地」にて『山と獣と肉と皮』を連載中。
https://www.akishobo.com/akichi/shigenobu/v1
●婦人之友2020年6月号でのニワトリを絞める様子を、著者本人目線でとらえた第17回は公開中。
https://www.akishobo.com/akichi/shigenobu/v17

 

目次

特集

上半期のヨゴレを一掃!

012 山﨑美津江さんと、思い切って換気扇
022 初夏は汚れ退治のチャンスです
024

新型コロナウイルスに効果的な掃除法 山内和枝

 

 

始めよう! プラスチックフリー・ライフ

034 植えてつくる ヘチマたわし 中村早苗・小関征子

 

 

特集 新型コロナ(COVID‐19)と私たち

094 “緑の力”という希望 ヒルデガルトを巡る旅 辻 信一
102

いま、新学期を迎えた君たちへ 木村泰子・湯浅 誠

106 家庭で地域で/医療や支援の現場から
112 視角 イタリアで見えるもの 中村秀明
116 新型コロナとの向き合い方 山中伸弥

 

 

080 羽仁もと子著作集 明窓浄几
084 今日のいのり キリストがわたしの家に 吉村和雄
134 未来の余白から この、感謝のとき 最上敏樹
008

わたしの・すきな・もの ヴェネツィア 福岡伸一

066 ニワトリと卵と、息子の思春期Ⅲ 繁延あづさ

 

暮らし

043

暮らしの引きだし 気持ちが伝わる「手紙」 松場登美

050

料理 ごはんもメインも副菜も 茹でない大豆料理 長谷川清美

058 お菓子 フルーツいっぱい爽やかゼリー 山本由美
062 ルピナス・ヴァレーの庭から 花とベリーとフルーツと 森本佳代・二太郎
074

みんなの悩み研究室 「生姜をすりおろす時、端が残るのが気になります」

128 健康往来 天気と季節によって悪化する「気象病」の予防法 福永篤志
122 いつでもどこでも記帳 クラウド家計簿がはじまります

 

読み物

078

今日、なに着ていこう リネンのマスク ひびのこづえ

088 こころの深呼吸 朝のひとときから 海原純子
140 小説 ひと箱のライフ 楊 逸
090 Book 人生の使い方 田中恒子
092 cinema 安易に理解しない勇気と倫理 大久保清朗

 

口絵

006 本のある風景 レロ・イ・イルマオン(ポルトガル)  福元 修

 

 

082 自由学園だより
148 生活歌集 選・小島ゆかり
151 生活句集 選・山西雅子
154 十三浜わかめクラブ
156 f-tomoひろば
160 バックナンバー
161 7月号予告
162 編集室日記

編集後記

新型コロナウイルスに関して緊急事態宣言が出され、私たちの日常や街の風景が変わりました。配送事情はじめさまざまな困難の中ですが、今号が皆さまの元に届き、内容が少しでも今の生活に役立つことを、心から願います。
お菓子は初夏にぴったりのフルーツゼリー。「家にいる子どもが毎日のようにお菓子をつくっています」との声も聞こえます。どうぞレパートリーに。
編集部も原則在宅での仕事となり、別々の場所にいながら一つのものを、各地の皆さまへと作る経験に、「隣にいなくてもつながっている」ことを実感しています。そのつながりを、筆者の方々とも共に、今の事態の中でさらに強くし、支え合っていきたいと思います。
皆さまの、そして世界の人々の健康が守られることをお祈りします。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号の料理・お菓子

ごはんもメインも副菜も茹でない大豆料理 長谷川清美
大豆は、和風はもちろん洋風やエスニック風など、どんな味つけも合う万能な食材です。乾燥大豆をよりおいしく味わえる、蒸し豆と炒り豆を使ったレシピをご紹介します。

撮影/青山紀子

  • 蒸し豆の豆乳マヨネーズサラダ
    卵を使わない豆乳マヨネーズは、あっさりとした味わい。マスタードの代わりに和辛子も合います。きゅうりのピクルスをきざんで入れるのもおすすめ。
  • 蒸し豆ハンバーグ
    白味噌が隠し味の、しっかりとした味のハンバーグ。肉が入らなくても、食べごたえは十分です。
  • 蒸し豆と炒り豆の和風ピクルス
    食感のミックスが楽しく、甘めで食べやすいピクルス。炒り豆は味がしみにくいので、炒りたての熱々を漬けます。
  • 蒸し豆のアヒージョ風
    にんにくの風味に、箸がとまらないおいしさです。油に浸っていれば1カ月保存可能。
  • 蒸し豆のねぎ油かけ
    カリカリのちりめんじゃこを合わせて。八角の香りがポイントのねぎ油は、冷蔵庫で1 週間ほど保存でき、ごはんやラーメンなどにも。
  • 炒り豆のトマトスープ
    焼いたパプリカがベースの、香ばしいスープ。炒り豆の歯ごたえが楽しめます。
  • 炒り豆たっぷり香菜ごはん
    炒った豆を炊き込むだけなので、乾豆を使い慣れていなくても大丈夫。ナンプラーとパクチーでエスニック風に。葉物やレモンが入るので、冷めてもおいしくいただけます。

 

つくってみたいお菓子 フルーツいっぱい爽やかゼリー 山本由美
アガー(海藻やマメ科の植物の種子が原料)で作る、果物入りのゼリーです。ツルンとした食感と、果物の色つやがきれいにみえる透明感。キウイやパイナップル、マンゴーなど、ゼラチンでは固まりにくい果物も、きれいにできます。

撮影/原 務

 

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