2020年 10月号 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

婦人之友2020年 10月号

表紙:砂糖ゆき
発売日:2020年9月12日
価格:780円(税込)

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家計特集

“しあわせが貯まる”モノとお金のルーティン

部屋が片づかないモヤモヤ、足りる?足りない?お金の不安。小さいようで、たまると大きな日頃のストレスを古い習慣の見直しと、新たなルーティンで解決!今日からあなたの手で、豊かな暮らしの種をまきませんか。

 

@hana.kakei(高野 花)さんのモノとお金
イライラから“スッキリ”に暮らしが整った理由
「暮らしがうまくいかないのは、自分のせい」と苦しんでいた3年前。つらい毎日が、日々の小さな積み重ねで大きく変わりました。

 

買った服が全部1軍!気持ちいいクローゼット
洋服にかけるお金をムダにせず、自分にとって〝いま必要な服〟をそろえるためには――。クローゼットオーガナイザーの林智子さんに聞きました。

山﨑さんと尾崎さんの
しあわせを貯める 日々の習慣
家を整えることが得意な山﨑美津江さんと尾崎友吏子さんは、長年、家計簿と共にある生活をしてきました。8月、お2人を囲んでオンラインf-tomo カフェを開催。内容と合わせて2人のいまを紹介します。

 

暮らしに安心を見直した在庫の「適量」
コロナ禍、町からものが消えたことをきっかけに適量を考え、ローリングストックで備蓄する生活に切り替えた金澤千佳さん。実際の支出額などを伺いました。

 

ルーティンになった記帳 お金の動きがグラフで見える!
家計簿が1カ月と続かなかった藤田真希さん(40代)。メールをチェックする感覚で記帳が続いています。

 

始めよう! プラスチックフリー・ライフ

レジ袋有料化 ごみ捨て、買い物 どうしていますか

この7月からようやく有料化されたレジ袋。すでに「レジ袋なし」が当たり前の方も多いかもしれません。それでも、「なし」でどのように暮らしたら、の声も聞かれます。今号はレジ袋を使わないごみ処理法と、買い物でのふろしきの使い方を紹介します。

 

対談 新型コロナと私たち

考えませんか「ウイルス」と「経済」

コロナウイルス感染拡大の中で、命を守りながら、暮らしとつながる社会をどのように守るかが、問われています。
あなたはどう思いますか?ベテラン科学記者と元経済記者が日本とイタリアからオンラインで話しました。

  • 青野由利(科学記者)
    1980年毎日新聞入社。脳死移植、ハレー彗星、ヒトゲノム計画、再生医療、新型インフルエンザパンデミック、東日本大震災・原発事故などを取材。現在は論説室専門編集委員。科学記者として初めて、2020年度日本記者クラブ賞を受賞。
  • 中村秀明(元経済記者)
    毎日新聞社を60歳で退職、2018年よりイタリアに暮らしボローニャ大学で哲学を学ぶ。本誌に「人と地球の経済学」を連載(2016年)。

 

目次

特集
“しあわせが貯まる” モノとお金のルーティン

012 イライラから〝スッキリ〟に暮らしが整った理由 @hana.kakei
020 買った服が全部1軍! 気持ちいいクローゼット 林 智子
028 しあわせを貯める日々の習慣 山﨑美津江/尾崎友吏子
036 暮らしに安心を 見直した在庫の「適量」 金澤千佳
038 お金の動きがグラフで見える! k a k e i+ 藤田真希

 

対談

096 新型コロナと私たち 
考えませんか「ウイルス」と「経済」
青野由利/中村秀明

 

 

080 羽仁もと子著作集 ありのまま
084 今日のいのり パンデミックの中で聖書を学ぶ 大島 力
124 未来の余白から かたちのない時間 最上敏樹
120 視角 長期政権が招いた統治の根腐れ 豊田洋一
008

わたしの・すきな・もの ウニの抜け殻 福岡伸一

132 いま読む、隠棲の詩人 エミリ・ディキンスン(上) 記憶の色 大西直樹

 

始めよう! プラスチックフリー・ライフ

060 レジ袋なし
ごみ捨て、買い物、どうしている?
107

f-tomoカフェ@オンライン開催! 
「ニワトリと息子」のその後 繁延あづさ

112 思春期の悩み相談 回答者・湯浅 誠
「社会人になることが怖くなります」

 

暮らし

044 料理 秋を楽しむ“ふだん着ごはん” 門倉多仁亜
050 お菓子 りんごのタルトレット 舘野鏡子
055

暮らしの引きだし つぎはぎの美 松場登美

068

みんなの悩み研究室 「夫婦2人の時間、どうしていく?」

072

ルピナス・ヴァレーの庭から リンゴと梨の収穫 森本佳代・二太郎

114 健康往来 白斑のなやみを解決 小林知子
150 十三浜わかめクラブ便り わかめ・こんぶ 秋の購入のご案内

 

読み物

078 今日、なに着ていこう 藍色カップ ひびのこづえ
088 こころの深呼吸 スローの法則 海原純子
094 小説 「ひと箱のライフ」連載を終えて 楊 逸
090 Book 未来に生きる人のために 田中恒子
092 cinema 映画化でもたらされる新たな生 大久保清朗

 
 

口絵

006 本のある風景 サウザンブックス ほそえさちよ

 

 

082 自由学園だより
138 生活歌集 選・小島ゆかり
141 生活句集 選・山西雅子
144 友の会ニュース 京都/九州/熊本人吉から
147 家事家計講習会のお知らせ
148 家計簿をつけ通す同盟 主食費
156 f-tomoひろば
130 新刊案内
161 11月号予告
160 バックナンバー
162 編集室日記

 

編集後記

 豪雨に続き酷暑の夏が過ぎ、涼風が新しい元気を運んできてくれますよう。
 今年は10月号に家計特集の1回目を掲載しました。モノとお金の整え方には共通点があり、この中に収めようという「枠」や、こういう使い方にという自分のルールを設け、毎日繰り返してみる。教えていただいたそんなコツを試しながら、気持ちのよい毎日が作れたらと思います。
 対談はオンラインで日本とイタリアを結んで。これだけ多様な世界が、今共有するテーマを分野の違う元同僚のお二人が語りました。不確かな事の多い中で、考え続けていきたい内容です。校了終盤の8月28日、安倍首相が辞任を表明。未解決の問題がこのままにならないように、目を開いて。
 疲れた時には、どうぞりんごのタルトレットを。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

 

今月号の料理・お菓子

秋を楽しむ“ふだん着ごはん”  門倉多仁亜
わが家の“ふだん着ごはん”は、ドイツや、夫のふるさと鹿児島の味です。鹿児島でとれる新鮮な野菜を、ちょっとドイツ風にいただくのも、最近の楽しみ。この時期におすすめの5品です。

  • 鶏レバー入りミートソース
    ボローニャで習ったラザニアがとてもおいしく、それをヒントにしたのがこのレシピ。レバーを入れることで大人の味になります。

  • ロールキャベツ
    ドイツでは、晩秋から冬にかけての定番料理。スープにサワークリームを加え、マッシュポテトを添えて食べるとドイツ風。

  • さつま芋のハーブフライ
    鹿児島へ通うようになり、さつま芋が身近なものに。わが家ではハーブと合わせてみました。あつあつのうちにどうぞ!

  • ジャーマンポテト
    ドイツはじゃが芋が主食。日本の炒飯のような感覚でつくります。

  • かぼちゃのバルサミコ酢サラダ
    バルサミコ酢が、かぼちゃの甘みを引き立てます。かぼちゃは多めに焼いてドレッシングで和えれば常備菜に。サラダやつけ合わせのほか、トルティージャなどにも。

撮影:福元由紀子

 

つくってみたいお菓子 りんごのタルトレット 舘野鏡子
りんごのおいしい季節、タルトレットはいかがですか。香りよい紅玉、ふじなど赤いりんごを生のまま、生地の中とトッピングに半分ずつ。しっとりと香ばしさ両方を味わえます。

撮影:青山紀子

登美さんの暮らしの引きだし 里芋と椎茸のフライ
里芋の甘味と椎茸の香りを、玉味噌がつなぎます。熱々に、ぎゅっとすだちを絞って。

写真:根のある暮らし編集室

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