2021年 10月号 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

婦人之友2021年 10月号

表紙:砂糖ゆき
発売日:2021年9月10日
価格:780円(税込)

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特集

15分で食事がはじまる「あきない」つくりおき

ご飯とお味噌汁さえあれば、15分で食卓が整う、そしてあきずに食べられる、そんなとっておきの「つくりおき」を紹介します。数日前の自分に感謝したくなりますよ。

 

そのままおいしい・アレンジ豊富 乳酸発酵漬け 荻野恭子
食材を塩水に漬けて乳酸発酵させると、うまみも保存性もアップ!
冷蔵庫にあれば、日々の食事作りを助けてくれること間違いなしです。

 

舘野鏡子さんのよそ行きにもなる 「つくりおき」
「家で作れば安心で、口にも合う」とふだんから、つくりおきを用意している舘野さん。それを生かした食事会の様子とレシピを伺いました。

 

栄養バランスも整う副菜 室賀伊都子
ひとり暮らしの母の元へつくりおきを届け、わが家でもそのよさを実感しています。料理の負担を軽くしながら、さまざまな食材がとれるので、栄養バランスが整います。

 

始めよう!プラスチックフリー・ライフ

人体への影響を考える

高田秀重(東京農工大学環境資源科学科教授)
海で亀がプラスチック製品に絡まるなどの影響は目に見えやすいのですが、プラ製品に含まれる化学物質による汚染は目に見えず、一般の人にはわかりにくいものです。
高田さんに、プラ使用による人間も含めた生物への影響を伺いました。

 

秋日対談

心地よさはどこから

山梨幹子(手工芸家)/田中ナオミ(建築家)

日々の暮らしを、家での時間をいっそう心地よくしたいと願う人が増えている今。住まい作りに携わる田中さん、そこに彩りや豊かさを創り出している山梨さんが、その秘訣を語ります。

たなかなおみさん
生活することが大好きで住宅を作っている。1999年に田中ナオミ一級建築士事務所を設立。NPO法人「家づくりの会」会員、一般社団法人住宅医協会認定住宅医。著書『片づく家のアイデア図鑑』ほか。
やまなしみきこさん
ヤマナシヘムスロイド主宰。スウェーデンで織物や刺繍を学び、1971年「ヤマナシヘムスロイド」を開設。北欧の手工芸やライフスタイル、文化を広く紹介してきた。教室に加え、ギャラリーやショップも運営。

目次

特集

15分で食事がはじまる「あきない」つくりおき

012 アレンジも豊富 乳酸発酵漬け 荻野恭子
020 よそ行きにもなるつくりおき 舘野鏡子
026 栄養バランス整う副菜 室賀伊都子

 

 

秋日対談

092 心地よさはどこから
山梨幹子/田中ナオミ

 

 

080 羽仁もと子著作集 詩と田/特別ふろくカード
074 今日のいのり 津田治子巡礼の祈り 住谷 眞
130 未来の余白から いつか再会の日に 最上敏樹
126 news watching  温暖化防止の覚悟を世界で 竹内敬二
008 わたしの・すきな・もの ベルギービール 福岡伸一

 

 

118 10年後のフクシマ
国産原爆のウラン採掘を語る 前田邦輝さん 藍原寛子

 

 

始めよう!プラスチックフリー・ライフ

064 人体への影響を考える 高田秀重

 

 

086 “想像力アート”でつながるCONNECTEDkind(コネクティッド・カインド)永田佳之

 

104 思春期の悩み相談 回答者・湯浅 誠
「『高学歴=偉い』という風潮はなぜ?」

暮らし

042 料理・やさい上手 たくさん食べられる人参レシピ 門倉多仁亜
052 お菓子 マロンとキャラメルのパウンドケーキ 荻田尚子
036 安部智穂さんの森ぐらし 10月、冬支度
056 心かるく週末家事 救急箱の整理
060 コンパニオン栽培 イチゴ&ボリジ 根本 久
106 kakei room 教育費もあと1年 大きな出費をクリア
153 十三浜わかめクラブ便り わかめ・こんぶ 秋の購入のご案内

 

読み物

072 こころの深呼吸 好きな本 海原純子
136 羽仁もと子とその時代(10) 森まゆみ
084 book 言葉という道標 若松英輔

 

口絵

006 巣ごもりの仲間たち ニホンリス 福田幸広

 

 

078 自由学園だより
112 kakei+ ふくらむ教育費を把握
114 家計簿をつけ通す同盟 2020年の集計
116 友の会ニュース 草加/岡山
144 生活歌集 選・小島ゆかり
147 生活句集 選・山西雅子
150 編集室から
152 バックナンバー
157 f-tomoひろば
161 次号予告
162 編集室日記

  
 
 
  

編集室日記

 今月も全国各地で、記録的豪雨が続きました。被災された方々に、お見舞い申し上げ、日常が1日も早く戻りますように、お祈りします。
 特集は、食事作りを支えるつくりおきに、よりバラエティをと願い、レシピを紹介しました。
 対談のお二人の経験と笑顔からは、人生のどのステージにあっても、心地よい住まいを作っていくプロセスは楽しいこと、と伝わってきます。
 新型コロナウイルス流行は各地に広がり、重症者数は8月29日まで17日連続で過去最多に。家庭内感染も増え、不安の多い日々。各々が行動に充分気をつけながら、罹患して大変な状況にある人たちへの思い、医療や介護などの現場への感謝を持って暮らしたいと思います。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号の料理・デザート

【特集】15分で食事がはじまる「あきない」つくりおき

  • 乳酸発酵漬け
    小松菜の乳酸発酵漬け(小松菜と油揚げの卵とじ/小松菜の白和え)
    大根の乳酸発酵漬け(船場汁/豚バラ肉と大根の炒め煮)
    鳥もも肉の乳酸発酵漬け(シュクメルリ/カオマンガイ)
    魚介の乳酸発酵漬け(魚介のアヒージョ/スパゲッティ・ペスカトーレ)
  • よそ行きにもなる「つくりおき」
    鶏手羽元と生姜のホロホロ煮/かぼちゃのサワーペースト/フライパンde本格派ハヤシライス/色々きのこの万能酒蒸し/塩麹・蒸し鶏風
  • 栄養バランスも整う副菜
    鯖缶とじゃが芋の煮っころがし/鯖缶のトマト煮/帆立ときのこのマリネ/ふんわり豆腐ハンバーグ/じゃが芋のミルク煮/栃尾揚げと根菜の煮物/鯵の南蛮漬け/玉ねぎたっぷり生姜焼き/切り干し大根と海草の韓国風サラダ/切り干し大根とツナのサラダ

 

【やさい上手のおかずとキッチン】たくさん食べられる人参レシピ 門倉多仁亜
人参の旬は春と秋の2回です。いつも似たような料理になってしまうという方も、今月は人参を食卓の主役に!いろいろな食べ方をぜひお試しください。

  • まるごと人参のポトフ
    人参は切らずに使い、定番のポトフをちょっと新鮮に。クローブとタイムは香りづけになりますが、なくてもかまいません。

 

  • 人参のトマトソースパスタ
    わが家の定番パスタです。ソースが濃い場合は、パスタの茹で汁を加えて。

 

  • 人参入りポテトパンケーキ
    カリカリ、もっちり食感で、朝食にも。

 

  • セロリと人参のきんぴら
    セロリの香りがよく、大好きなきんぴらアレンジです。

 

  • 人参タルト
    市販のパイ生地を使って手軽に。おもてなしにもぴったりです。あつあつをどうぞ!

 

  • 人参のフリッタータ
    卵焼きにはいろいろな野菜を合わせてアレンジしますが、人参は色がきれいなのでお気に入りです。

  • 人参のピーナッツ和え
    鹿児島の特産品、ピーナッツを使った香ばしい和えもの。くるみなどでも応用できます。

 

  • 人参ポタージュ
    茹でた人参でもつくれますが、ロースト人参を使うと、濃厚なスープに。

撮影:福元由紀子

 

【つくってみたいお菓子】マロンとキャラメルのパウンドケーキ 荻田尚子
家庭でも作りやすい「パウンドケーキ」。バター・砂糖・卵・粉それぞれ1ポンド(パウンド)ずつ使用することから名付けられました。生地が分離しないコツなど基本をおさえたら、アレンジは無限。今回はキャラメルが入るので砂糖は控えめです。栗と合わせて秋の風味をお楽しみください。

撮影:原 務

 

 

 


 

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