婦人之友2021年 11月号

表紙:砂糖ゆき
発売日:2021年10月12日
価格:780円(税込)

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家計特集

いまだから 前向きになれるお金の活かし方

おさまる気配のないコロナ禍、こんな不自由な時だからこそ、家計を可視化して、わが家の「お金の使い途」を考えてみませんか。膨らんだ支出の見直し、社会のためになる使い方など、それを叶える方法を探ります。

 

夢を描くことから“幸せプラン”がはじまりました 加賀江広宣さん・ひとみさん
休みになるとソファーにゴロリ。家のことにはあまり興味のなかった夫に、ある家との出合いから大きな変化が。「お金は、家族の幸せのために使いたい」そう話す加賀江さん夫妻のお金の使い方。

 

シングルママ、笑顔で3人子育て中
夫の事業失敗などで、借金を抱えたまま、離婚して息子3人と家を出た山川さん。相談に乗ってくれた友人が、放課後の子どもを預かる条件に出したのが「家計簿をつけ、1年以内に借金を返済すること」でした。    

お金の管理が楽しくなって4kgダイエットもできたわけ
家計管理は、暮らしを前向きにする大切な手段です。でもなかなか自分に合う方法が見つけられない、という声も。クラウド家計簿“kakei+”を使い始めたら、「暮らしにたくさんのよい変化が!」という、北見さんの体験です。

 

リスクを知ってつきあう「投資」 鈴木さや子
長く続く低金利や老後資金の不安から、「投資」が気になる人が増えています。一方で、やみくもな資金の投入で損をした、というケースも。まずは、「投資とは何か」を知ることからはじめませんか。

 

『家計当座帳』リニューアル キャッシュレス決済も把握
お金の出入を記帳して、家計簿と合わせて使う当座帳。近年、キャッシュレスでの支出が増えていることに応えて、「キャッシュレスページ」もできました。

 

私たちとSDGs

日々の実践 各地友の会の取り組み

SDGsを「特別なこと」から「自分ごと」に。「家庭は簡素に 社会は豊富に」を願う全国友の会の取り組みには、そのヒントがたくさんあります。

  • 高崎 不要品を必要とする人へ「だ・わ・へ・しミニセール」
  • 横浜 44年続く寿町とのつながり
  • 熊本 被災地で鍋帽子(R)を広める
  • 富山 家計簿から見える「適量」の暮らし/必要なものだけで暮らしたい
  • 神戸 毎朝の散歩と海でのごみ拾い
  • 四国 魚をおいしく食べて地産池消
  • 高知 身のまわりのことからひとつずつ
  • 青森 家族も巻き込んで

 

座談会

新聞と私たちのこれから

日本で日刊紙が生まれて150年。民主主義社会の私たちの暮らしに、重要な役割をもつ毎朝の新聞。今、変わりゆく情報環境の中、作り手読み手でどう継承していけるでしょう?

  • 大久保真紀(朝日新聞編集委員)
  • 日下部聡(毎日新聞デジタル報道センター長)
  • 松永智子(歴史社会学者・メディア史)

 

  おおくぼまきさん●1987年朝日新聞入社。盛岡、静岡支局を経て、東京本社社会部などで、中国残留日本人孤児や虐待を受けた子ども、性暴力被害者などの取材を幅広く手がける。2021年度日本記者クラブ賞受賞。著書に『ルポ 児童相談所』ほか多数。
くさかべさとしさん●1993年毎日新聞入社。サンデー毎日編集部、東京社会部などで調査報道を手がけ、この4月より現職。「桜を見る会」追及報道と関連出版で「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」受賞。著書に『武器としての情報公開』。
まつながともこさん●東京経済大学コミュニケーション学部准教授。日本の英字新聞史、ハワイの日本語テレビ史などを研究。大学では学生自らが書き手となる “メディア・リテラシー” 教育を。共著に『女性が拓く いのちのふるさと海と生きる未来』。

 

目次

特集

いまだから
前向きになれるお金の活かし方

012 家族の“幸せプラン”はじめました 加賀江広宣さん・ひとみさん
018 シングルママ、笑顔で3人子育て中
024 「kakei+」でダイエットも 北見奈穂美さん
028 読者の声
030 エッセイ この時代に 楊 逸/井手英策/湯浅 誠
038 リスクを知ってつきあう「投資」 鈴木さや子
034 キャッシュレス決済も把握 『家計当座帳』リニューアル
116 今、この“経済災害”の中ですべきこと 浜 矩子

 

 

076 羽仁もと子著作集 秋の深さ
070 今日のいのり 内村鑑三の祈りを今に 西永 頌
134 未来の余白から 統一の幻影 最上敏樹
008 わたしの・すきな・もの モンブラン 福岡伸一

 

座談会・時をつなぐ

094 新聞と私たちのこれから
大久保真紀/日下部 聡/松永智子

 

127 10年後のフクシマ
平和と震災を語る講談師 神田香織さん 藍原寛子
088 Thanksgiving Day って何を祝うの?(上) 大西直樹

 

 

私たちとSDGs

080 日々の実践 各地友の会の取り組み

 

 

108 思春期の悩み相談 回答者・木村泰子
「学校の課題、中途半端で出すのがつらい」

 

暮らし

054 料理・やさい上手 さつま芋と里芋で秋を満喫! 上田淳子
048 安部智穂さんの森ぐらし 11月、木枯らし
043 みんなの悩み研究室 「食器の選び方と収め方、どうしている?」Part2
064 コンパニオン栽培 キャベツ&ソラマメ 根本 久
110 からだと心 耳からくるめまい 藤本千里

 

 

読み物

068 こころの深呼吸 心の翼で飛んでみる 海原純子
140 羽仁もと子とその時代 ⑪ 森まゆみ
078 cinema ドキュメンタリー世界という名の劇 大久保清朗

 

口絵

006 巣ごもりの仲間たち エゾモモンガ 福田幸広

 

 

074 自由学園だより
122 家計簿をつけ通す同盟 主食費
124 友の会ニュース サンパウロ/高松
126 家事家計講習会のお知らせ
148 生活歌集 選・小島なお
151 生活句集 選・山西雅子
154 編集室から
156 f-tomo ひろば
160 バックナンバー
161 次号予告
162 編集室日記

編集室日記

 各地から稲刈りの便りが届く頃、気もちのよい季節となりました。
19都道府県に出ていた緊急事態宣言は解除へ。深呼吸しながらも、気を抜かずに生活したいと思います。
 家計特集では、私たちにさまざまな課題を投げかけたコロナ禍、「お金」とどう向き合うのか、前向きな実践を聞きました。厳しい状況にも一歩一歩進む姿に励まされ、また浜矩子さんの記事には、社会全体へ視野を広げての行動をと思います。
 パレードなどを見て知っているようで、よく知らなかったアメリカの感謝祭。大西直樹さんのお話と、サイトウマサミツさんのニューイングランドの風を感じる絵をお楽しみください。
 秋においしさを増す、さつま芋と里芋の料理も、どうぞ食卓に。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号の料理・デザート

          【やさい上手のおかずとキッチン】さつま芋と里芋で秋を満喫 上田淳子
          ほっくりとしたさつま芋や里芋が恋しくなる季節。家庭料理の定番が秋らしく、おいしくランクアップします。

           

          • さつま芋の酢豚
            こんがり揚げ焼きにしたさつま芋と豚肉に、黒酢あんがからみます。お弁当にもぴったり。

           

          • 里芋と鶏肉の中華風煮
            ごま油と生姜の香りが食欲をそそります。和風だけではない、煮物のおいしさをぜひ。

           

          • さつま芋のレモンドレッシング
            さつま芋に、レモンの酸味がよく合います。ベーコンの塩けと、玉ねぎがアクセントに。

           

          • 里芋のわさび醤油和え
            「あと1 品!」というときに、レンジでできるお助け副菜。わさびと海苔で特別感を。

           

          • さつま芋のドライカレー
            わが家のドライカレーは、よく季節の野菜を合わせます。しっとり甘いさつま芋が、カレーの辛さとバランスよくまとまる、食べごたえのある一皿です。

           

          • 里芋と牛肉のさっぱり煮
            ほっくりとした里芋と牛肉の旨みを生かして、シンプルな塩味に仕上げます。

           

          • 里芋といかの炊き込みごはん
            いかのだしがしっかり染みたごはんに、もっちりとした里芋がたまりません。

           

          • さつま芋の味噌汁
            さつま芋はごろごろと大きめに切り、存在感を。長ねぎは火を通さず、食感と風味のアクセントに。

          撮影:青山紀子

           

           


           

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