2022年 4月号 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

婦人之友2022年 4月号

表紙:totoganashi
発売日:2022年3月11日
価格:780円(税込)

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特集 創刊120年

プチ・ストレス解消 生活の知恵120

生活の中で小さいけれど気になる“困りごと”。
でも、そこから生まれる工夫やアイデアは、今も昔も毎日を明るく面白くします。
衣食住、夫婦のコミュニケーション……、達人や読者の知恵に、私なら? と楽しくページをめくってください。

 掃除・収納/seaさんと「片づかない」を考える ほか

 調理・食べかた・台所を整える キムスジンさん ほか

 洗濯・手入れ ほか

 

対談 伝統と創造

木を育てる 人を育てる

  • 速水 亨(林業家)
  • 鳥羽瀬公二(堂宮大工)

長い伝統と歴史をもつ建物を、次代に受け継いでいくには、人の手と技術、そして木が必要です。
保存修復を手がける堂宮大工と木を植えて育てる林業家の、今、そして100年先、500年先を見るまなざしは──。

はやみとおるさん
1953年、三重県紀北町生まれ。速水林業代表、株式会社森林再生システム代表取締役。江戸時代から続く家業の林業を継ぎ、「最も美しい森林は最も収穫高き森林」として、地域・自然との共生を目指す。2000年、日本で初めて、世界的森林認証制度であるFSC を取得。著書『日本林業を立て直す』ほか。

とばせこうじさん
1956年、鹿児島県生まれ。鳥羽瀬社寺建築代表、日本伝統建築技術保存会会長。16歳で上京、20歳で堂宮大工を目指して奈良へ。西岡常一一門のもとで修業。東大寺修復が初仕事。93年に会社を設立。法隆寺、嚴島神社ほか神社仏閣、国宝、重要文化財の修理、設計施工を。伝統工匠の技のユネスコ無形文化遺産登録に尽力。

 

父が読んだ655冊の「婦人之友」

母が大切に保管してきた約55年分の「婦人之友」をある時から、91歳の父が熱心に読むようになった──。息子さんから、編集部に寄せられたお便りです。

 

とじこみふろく

復刻・一軒の家の持ち物 1936(昭和11)年 婦人之友1月号付録より

 

目次

特集  創刊120年

プチ・ストレス解消 生活の知恵120

洗濯物が乾きづらい、在宅日の昼食レシピがマンネリ、ゆで卵が上手にむけない、ミントがはびこる……など、日々の小さなストレスを、達人、読者の知恵で解決します。

014 住 掃除・収納/seaさんと「片づかない」を考える ほか
026 食 調理・食べかた・台所を整える キムスジンさん ほか
036 衣 洗濯・手入れ ほか
042 健康・家庭事務 ほか
047 夫婦のイライラ解消 三竹恵美
040 「不便の益」を自分のものに 川上浩司
048 『家庭之友』の提案/ とじこみふろく「一軒の家の持ち物」より

 

対談 伝統と創造

092 木を育てる 人を育てる
速水 亨/鳥羽瀬公二

 

 

086 羽仁もと子著作集 野の花の姿
010 わたしの・すきな・もの 東京都の古い地図 福岡伸一
082 今日のいのり 命を愛する神 藤盛勇紀
128 未来の余白から 4月になれば 最上敏樹
124 news watching 沖縄・本土復帰50年を前に 立岩陽一郎
104 父が読んだ655冊の「婦人之友」 中島良孝

 

 

始めよう!プラスチックフリー・ライフ

072 わが家の「洗濯ネットレポート」(読者投稿)

 

暮らし

050 今夜のごはん ボリュームごはんと春の味 Mako
060 朝のスープ 豆乳のクラムチャウダー 飛田和緒
062 マイペース家事 〝おもてなし〟エプロン 舘野鏡子
068 コンパニオン栽培 メロン&ナスタチュウム 根本 久
110 Dr.鎌田のミドルエイジ 血管を若返らせよう!
114 こころと体 笑い+ストレッチで “こころよい” をつくる 松下いづみ
108 思春期の悩み相談 回答者・湯浅 誠
「学校が勉強するだけの場所に……」
150 十三浜わかめクラブ わかめ、こんぶ 春の購入予約のご案内

 

読み物

080 こころの深呼吸 カッコよく年をとりたい 海原純子
134 羽仁もと子とその時代⑯ 森まゆみ
090 Book 経験から知る魂のこと 若松英輔
006 サルデーニャ島 ペコリーノチーズの羊たち 山口規子

 

 

088 自由学園だより
120 kakei+ 予算管理もラク!
122 友の会ニュース 小山/津山
142 生活歌集 選・小島ゆかり
145 生活句集 選・山西雅子
148 編集室から
156 f-tomo ひろば
160 バックナンバー
161 次号予告
162 編集室日記

 

編集室日記

 創刊120年の感謝をもって今号を送り出します。
 創立者の言葉は、1929年の「野の花の姿」。
創刊60年には矢代秋雄氏の曲を得て、今も歌い継がれています。矢代氏は「羽仁もと子のエッセンスというべきものに触れた想い出が働きかけた」と書いておられます。
 シンプルライフをとの願いから、本誌では度々、“一軒の家の持ち物”を数え記事にしてきました。
とじこみふろくはその「元祖」、1936年の一家の持ち物の図解のふろくからの復刻です。
 コロナ禍の生活が続きますが、気持ちをほぐす助けに、笑いとストレッチをお役立て下さい。
 校了直前2月24日、ロシアがウクライナへ軍事侵攻しました。世界に不安が広がる中、最上敏樹さんの言葉を心に、情勢を注視したいと思います。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号の料理・デザート

【今夜のごはん、これで決まり!】ボリュームごはんと春の味 Mako
4人の子育て中に助けられたのが、チャーハンや混ぜごはんなど、ボリュームのあるごはんものでした。しっかりと味のついたごはんがあれば、家族も大満足。
お皿の上の彩りも大切にしています。色みがさびしい時はトマトや葉ものを添えるだけでも明るくなり、栄養バランスもととのいます。
新生活が始まる季節。家族の元気を支える食べごたえ満点のごはんと、春の味覚をどうぞ。
★…レシピ掲載

 

Pattern 1 うまみを活かす2品調理
鶏肉のうまみでごはんを炒める、一石二鳥の献立です。栄養価の高いパセリを1束入れて彩りを。みずみずしいフルーツを使ったサラダで春らしさも。

  • スパイシーライス★
  • チキンステーキ★
  • グレープフルーツ入りグリーンサラダ

 

 

 

Pattern 2 混ぜごはんでボリュームアップ
なんだかおかずが足りないという日は混ぜごはんがおすすめです。余裕のある時に素をつくっておくと、冷蔵庫で4~5日保存できて便利。香ばしく焼いたしゅうまい、混ぜるだけの具だくさんサラダと一緒に。

  • ごぼうの混ぜごはん★
  • 桜えび入り焼きしゅうまい★
  • おからと豆腐のサラダ★

 

 

 

Pattern 3 疲れが吹き飛ぶスタミナごはん
チャーハンは、学生時代に通ったお店の味からヒントを得た、とっておきのレシピです。スープと副菜には春を感じる味で、食卓に季節感を。

  • にんにく肉チャーハン★
  • トマト、もずく、うどのスープ★
  • 菜の花と卵のおひたし からし風味★

 

 

撮影:青山紀子

 

【朝の4コマスープ】豆乳のクラムチャウダー 飛田和緒
クラムチャウダーは、あさりやはまぐりなどの二枚貝(クラム)と、野菜を煮込んだスープ(チャウダー)という意味の、アメリカのスープです。

撮影:豊田朋子


 

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