婦人之友
特集
シンプル・おいしい・新しい 野菜料理のお助け帖
斬新な取り合わせや、小さなコツで野菜をもっとおいしく。食卓が変わるアイデアをたっぷり紹介します。
八百屋さんに聞いてみました
野菜はどう選んだらいいでしょう?
あなたはふだん、野菜のどこを見て何を基準に選んでいますか?新鮮で安心な野菜の見分け方のコツを野菜専門店店主の海藤芳勝さんに聞きました。
目先が変わる!
フライパン1つのシンプル調理法
野菜をたっぷり食べられて、おいしく、変化もつく調理法とは?石原洋子さんに伺いました。
引き出し広がる
味つけアラカルト
身近な素材や調味料を使うのにひと味違う、堤さんのレシピ。新鮮な組み合わせの13品を教えていただきました。
対談
「探求」 ――新しい自分を発見する学び
これからを生きる子どもたちには、どのような教育が求められているのでしょうか。
人間力を高め、自主自立の力を育むといわれる「探求学習」。その目的と、方法は──。
●森本 扶(『子ども白書』編集委員長)
1976年生まれ。『子ども白書』(日本子どもを守る会)編集委員長。埼玉大学・都留文科大学・法政大学ほかで非常勤講師(社会教育学)。子育てを支える中間集団づくりのための学習活動について研究。主著に『地域学習の創造』(共著/東京大学出版会/2015年)、『蠢動する子ども・若者』(共著/本の泉社/2015年)ほか。
●高野慎太郎(自由学園教諭)
1991年生まれ。自由学園女子部(中等科・高等科)教諭。専門は日本文学/日本語教育。中等科「探求」担当。多様性ゼミ(有志生徒による自主ゼミ)顧問。映画『タネは誰のもの』DVD 解説ほか、専門誌の執筆多数。最新の論考に「グリーンガイダンス:環境の時代における社会正義のキャリア教育論」がある。
私たちとSDGs
「バナナペーパー」が世界を変える エクベリ・ペオ、聡子
人々の暮らし、環境、経済の循環を生み出す、1枚の紙の物語。
新連載・おばあちゃんの食器棚
小さな家に残されたひとつの食器棚。そこに納まる器や布の向こうには、手しごとの豊かな営みの物語がありました。
稲垣早苗・文/大野八生・絵
未来の余白から ウクライナと共に
news watching ウクライナから2千キロ 音楽の街から
目次
特集
シンプル・おいしい・新しい
野菜料理のお助け帖
014 | 八百屋さんに聞く“野菜の選び方” 海藤芳勝 |
018 | 目先が変わる フライパン1つの調理法 石原洋子 |
029 | 引き出し広がる 味つけアラカルト 堤 人美 |
対談
090 | 「探求」 ――新しい自分を発見する学び |
森本 扶/高野慎太郎 |
076 | 羽仁もと子著作集 「やってみよう」と「どうせ駄目だ」 |
010 | わたしの・すきな・もの 古代バイソンの骨 福岡伸一 |
072 | 今日のいのり ディアコニッセの道を 天羽道子さん 坂本道子 |
134 | 未来の余白から ウクライナと共に 最上敏樹 |
130 | news watching ウクライナから2千キロ 音楽の街から 中村美希 |
119 | コロナと医療② さまざまな後遺症 藍原寛子 |
126 | コロナ体験記 夫婦で感染、そのとき子どもたちは |
006 101 |
トピックス “命につながる仕事” 雨宮春子さん |
私たちとSDGs
062 | 「バナナペーパー」が世界を変える エクベリ・ペオ、聡子 |
暮らし
042 | ふるさとの家庭料理 立夏の味覚を食卓に 渡辺あきこ |
050 | おやつのじかん グレープフルーツゼリー 荻田尚子 |
039 | mikiも歩けば 復活祭と「エルバッツォーネ」 中村美希 |
054 | マイペース家事 「ウッチーノ・ピザ」でパーティー 舘野鏡子 |
058 | コンパニオン栽培 ミニトマト&バジル 根本 久 |
106 | Dr.鎌田のミドルエイジ イライラ、怒りをコントロールしよう |
110 | kakei room 夫婦を支える家計簿 |
104 | 思春期の悩み相談 回答者・木村泰子 「今が幸せすぎて、この先が不安です」 |
読み物
082 | 新連載・おばあちゃんの食器棚 大きな食器棚 稲垣早苗 |
070 | こころの深呼吸 今こそ「アサーティブ」を! 海原純子 |
140 | 羽仁もと子とその時代⑰ 森まゆみ |
080 | cinema 子供との戯れ 映画との戯れ 大久保清朗 |
007 | サルデーニャ島 島の台所 サン・ベネデット市場 山口規子 |
078 | 自由学園だより |
116 | 友の会ニュース 長岡/徳島 |
118 | 投書募集 |
148 | 生活歌集 選・小島なお |
151 | 生活句集 選・山西雅子 |
154 | 編集室から |
156 | f-tomo ひろば |
160 | バックナンバー |
161 | 次号予告 |
162 | 編集室日記 |
東京では桜が満開となり、新緑が芽吹く季節に。世界を覆うさまざまな不穏の空気が、少しでも晴れる春をと願います。
コロナ感染状況も一進一退。調査研究しつつ進む現状や感染の体験を詳細に伝えてくださった方々に感謝します。
3月16日の深夜に起きた、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震。11年前の東日本大震災を思い出し震えたとの声を多く聞きました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。東北新幹線の脱線や大規模な停電など、今後も起こりうる状況へ改めて想像力と備えを。
ウクライナ情勢をめぐり、ヨーロッパなどへの航空機の運航に影響が出て、本誌発送が船便となり時間を要しますことをお詫び申し上げます。
■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください
今月号の料理・デザート
【特集】シンプル・おいしい・新しい 野菜料理のお助け帖
フライパン1つのシンプル調理法 石原洋子
- 春野菜と鶏肉の蒸し焼き
- 牛肉ソテーのおかずサラダ
- グリーンアスパラガスとハムとチーズの春巻き
- キャベツ、人参、エリンギ、豚こまのとろみ炒め
撮影:青山紀子
味つけアラカルト 堤 人美
- ピーマン、豚肉、大豆のピリ辛甘酢煮
- 焼き塩さばとピーマンのごはん
- もやしの棒餃子
- 小松菜のチャプチェ
- 小松菜の旨味和え
- 焼き人参のバターごはん
- 人参の梅ナムル
- 韓国風煮っころがし
- 玉ねぎと煮干し、ナンプラーのだし煮
- 玉ねぎの甘酢漬け
- グリンピースと豚バラのクミンパスタ
- 香菜とグレープフルーツのサラダ
- ビーツのポタージュ
撮影:豊田朋子
【ふるさとの家庭料理】立夏の味覚を食卓に 渡辺あきこ
5月は木々の緑が深まる季節。5日はこどもの日と、二十四節気の立夏です。にぎやかなお祝いの席にぴったりの赤飯や天ぷら、皿皿さ わちさ鉢ち 鉢料理など、初夏の食材のおかずを選びました。
- 北海道 甘納豆の赤飯
- 静岡 桜えびの吸い物
- 山形 山菜の天ぷら
- 高知 かつおのたたき
- 京都 筍ごはんと木の芽田楽
- 秋田 ふきと身欠きにしんの煮物
撮影:青山紀子
【おやつのじかん】果肉たっぷりグレープフルーツゼリー 荻田尚子
グレープフルーツのさわやかさと、クリームのなめらかさが2層になったゼリー。ジュースの酸味と乳脂肪の分離を利用して、簡単にできます。果肉が赤みを帯びたルビーグレープフルーツを使えば色も華やかに。
撮影:原 務
【舘野さんのマイペース家事】「ウッチーノ・ピザ」でパーティー
フライパンで焼くクリスピータイプとグリルで焼くもっちりタイプのピザ。気軽にでき、「ウッチーノ(家の)・ピザ」と呼んでいます。
クリスピーピザ/もちもちピザ
撮影:青山紀子