婦人之友
特集
時間・お金・人間関係 2023年は「融通の利く人になる」
心新たにスタートする2023年。
少しのゆとりと心がけで自分にも人にも優しく、融通が利かせられる、そんな生活を目指しませんか?
予定を立てて、余裕をつくる
『家計簿』と『主婦日記 Diary for simple life』 横浜 松岡育子(50代)
20年住む集合住宅にすっきりと暮らす、読者の松岡育子さん。忙しい毎日の中、ゆとりが生まれる工夫があります。
目標を立て、続けるコツ
“よい習慣”を味方につけよう
「気持ちに余裕のある生活は、“よい習慣”と関わっている」と語る習慣化コンサルタント・古川武士さん。そんな習慣のつくり方、続けるコツを聞きました。
「融通の利く人間関係」のヒント
電話に気持ちをのせて 川村若葉さん(損保ジャパン・北上サービスセンター)
損害保険会社で自動車事故の対応を行い、2021年には電話応対コンクール全国大会で優勝した川村さん(50代)。1つとして同じでない事故を通して当事者とやりとりする中から、人との関係について聞きました。
檀 太郎さん・晴子さん
自由気ままな島暮らし
文/島村菜津(ノンフィクション作家)
東京から福岡県能古島へ移住。そこにはハプニングも生まれる日々、そして土と時間が育む、極上のごはんがありました。
晴子さん・太郎さんの
檀流スローフード極上レシピ
檀流クッキングは、おおらかに自分流のさじ加減でつくることが魅力です。「ないものはなくてすませる」のも極意。でも、「作るは作らないに勝る」。料理写真はこちら⇒
新春対談
大地の声を聴く
小野有五(自然地理学者)×若松英輔(批評家・随筆家)
昨今の異常気象や地震、新型ウイルスの発生などは、自然があげる悲鳴のように感じます。
私たちは、もっと謙虚に、その声に耳を澄ませたい――。大地と共に生きてきたアイヌの人たちの言葉を手がかりに考えます。
私たちとSDGs
「ごちゃまぜ」がつくる 福祉の街
シェア金沢(石川県金沢市)
障害のある人、高齢者、子どもたち。さまざまな人が共に暮らし、地域のよりどころとして発展する、小さな「街」を訪ねた。
新連載 「週末○△□」
週末 おうちでマヨネーズ!
ふだんは忙しくても“週末なら”。家事、遊び、リラックスなど、月曜日からの気分がちょっと変わる過ごし方。今月はマヨネーズづくり。手づくりの味を日々の食卓で楽しみます。
新連載 全国道の駅めぐり
道の駅ましこ(栃木県)建築も“民芸”のひとつ 写真・文 乾 祐綺
目次
特集
時間・お金・人間関係
融通の利く人になる
014 | 予定を立てて、余裕をつくる 『家計簿』と『主婦日記 Diary for simple life』 松岡育子 |
022 | “よい習慣”を味方に 古川武士 |
030 | 電話に気持ちをのせて 川村若葉 |
034 | 檀 太郎さんと晴子さん 自由気ままな島暮らし |
042 | 檀流スローフード極上レシピ |
066 | 羽仁もと子著作集 唯今主義 |
010 | わたしの・すきな・もの 机さんの椅子 福岡伸一 |
070 | 今日のいのり 神は乗り越えられない試練を与えない? 市原信太郎 |
126 | 未来の余白から もうひとつの世界 最上敏樹 |
083 122 |
news watching 映画『君の根は。』 ― 大地再生という世界観 辻 信一 |
103 | 120周年・読者投稿 『婦人之友』をきっかけに始めたこと③ |
新春対談
090 | 大地の声を聴く 小野有五(自然地理学者)×若松英輔(批評家・随筆家) |
私たちとSDGs
058 | 「ごちゃまぜ」がつくる 福祉の街 シェア金沢 |
新連載
007 | フィンランド デザインのある日常 齋藤名穂 |
052 | 「週末○△□」 おうちでマヨネーズ! |
084 | 18歳の君へ 自分の芯を太くする方法 湯浅 誠 |
086 | 道の駅めぐり 道の駅ましこ(栃木県) 写真・文 乾 祐綺 |
暮らし
056 | mikiも歩けば 女性たちの歴史 中村美希 |
110 | Dr. 鎌田のミドルエイジ 自慢の美ボディの落とし穴 |
114 | kakei room 減収でも住宅ローン完済 |
読み物ほか
143 | 新春詠 山西雅子/小島ゆかり/小島なお |
006 | topics よみがえった聖画 |
078 | こころの深呼吸 今年のスローガン 海原純子 |
132 | 羽仁もと子とその時代㉕ 木を植える男 ─ 羽仁吉一 森まゆみ |
075 | cinema ピエール・エテックス 生のささやかな笑い 大久保清朗 |
068 | 自由学園だより |
120 | kakei+ 今年の予算立てのヒントに |
140 | 友の会ニュース 札幌第三/大阪 |
146 | 生活歌集 選・小島なお |
149 | 生活句集 選・山西雅子 |
152 | 編集室から |
154 | 十三浜わかめクラブ便り |
156 | f-tomoひろば |
160 | バックナンバー |
161 | 次号予告 |
162 | 編集室日記 |
新しい年の日々が、皆さまとそのまわりの方々、各地に生きる人々にとって、少しでもよいものとなりますことをお祈りします。
対談で触れた知里幸恵さんの願いも、「アイヌにとっても、そうでない者にとっても、よりよい、平等な社会をつくってきたい」ということでした。「大きなものの前に立てば、人は小さくなる。小さくなることによって、人は等しくなっていく」との、若松英輔さんの言葉が心に響きます。
コロナ禍、ウクライナへのロシアの軍事侵攻、物価上昇、そして気候変動などの出来事からも、私たちの暮らしは世界とつながっていることを実感します。毎日を気持ちよく生活したいとの思いが社会とともにある、今年もそんな誌面をお届けできたら。新連載もお楽しみください。
■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください
今月号の料理
晴子さん・太郎さんの檀流スローフード極上レシピ
檀流クッキングは、おおらかに自分流のさじ加減でつくることが魅力です。「ないものはなくてすませる」のも極意。でも、「作るは作らないに勝る」。
- 太郎さんも大好き!できたその日に食べられるキムチ
- 冬のおもてなしにボルシチ<コーンビーフ入り>
- 羊肉のドライカレー
- いちご農家で教わったかしわめし
- 少しだけおせち 黒豆・たたきごぼう・数の子
撮影:乾 祐綺