婦人之友
特集
ウクライナ料理とクリスマス
こうしている今も戦禍にあるウクライナ。
そこには人々の営み、そして、家庭で大切に受け継がれる料理があります。
そんな料理をつくって味わい、クリスマスの過ごし方を知ることで、ウクライナに思いを馳せるひとときを──。
つくってみたいウクライナの家庭の味
素材の風味を生かす、やさしい味わいのウクライナ料理。日本に暮らすウクライナの方たち4人に、冬やクリスマスの時期によくつくられる料理を教えていただきました。日本の家庭でもつくりやすい7つのレシピです。料理写真⇒
思い出のスープと伝統料理サーロ リュボブ・ベルナツカさん
大好きなふるさとの味 デルガチョワ・イリーナさん
ヴシュカ入りボルシチとパムプシキ リセンコ・ナタリアさん
ボルシチはウクライナ発祥の煮込み料理。季節や地方で異なる家庭の味は、約1300種にも。伝統的なちぎりパンのパムプシキとどうぞ。
家族との祈りの時――クリスマスの過ごし方
インナ・イリナさん(在日ウクライナ大使館三等書記官)
歌を歌い、飾りを用意し、ご馳走をつくる。ウクライナのクリスマスのお祝いは忙しくて楽しい、家族団らんの時。長く大切にされてきた、クリスマス文化について伺いました。
家計特集2
こんな今でも貯金ができる!家計簿の極意
生活をわが家らしく楽しみ、必要なことにはお金を使いながら貯金もしたい。どうやって?家計簿120年の知恵から考えます。
物価高の味方!家計簿の極意
家計簿をつけて収支を把握していくと、支出に優先順位をつけられるようになり、価格上昇にもあわてません。
予算を立てるって 楽しい!夢を叶える30代の家計簿ライフ
11月号で予算生活のファーストステップとして、家族のウィッシュリストをつくった読者の加藤素子さん。今号も井田典子さんのアドバイスを受けながら、家族との予算会議、ウィッシュリストの分類・費目分けをして、2025 年の予算を完成させます。
対談
幸せは自分でつくる 女性の健康、そして食事
ままならないことのある中でも、人生を楽しみ、おいしくつくって食べ、生き生き暮らしたい、そんなあなたに、読むだけで前向きになるお話を。
- 鎌田 實(医師)
- 上田淳子(料理研究家)
暮れの家事
照明をきれいに明るく
年末の大そうじ、今年はふだん手の届きにくい「照明」に注目してみませんか。
建築士の薬師寺祥子さんのお宅で手軽な手入れ法を、デザイナーの三宅喜之さんには、明かりを楽しむヒントを聞きました。
新年を明るくあたたかい光と共に…。
目次
特集
ウクライナ料理とクリスマス
014 | つくってみたい ウクライナの家庭の味 鶏肉とそばの実のスープ、サーロ リュボブ・ベルナツカさん |
018 | ガルシキ、はちみつケーキ デルガチョワ・イリーナさん |
021 | ボルシチ、パムプシキ リセンコ・ナタリアさん |
024 | そばの実のカーシャ インナ・イリナさん |
025 | 家族との祈りの時 クリスマスの過ごし方 |
030 | 伝統の味と文化を発信 ウクライナ料理店へ |
家計特集2
こんな今でも貯金ができる!
家計簿の極意
044 | 物価高に負けない 家計の知恵 |
050 | 夢を叶える30代の家計簿ライフ 助言:井田典子 |
076 | 羽仁もと子著作集 囚われざる生活 |
010 | わたしの・すきな・もの トンボの模型 福岡伸一 |
080 | 今日のいのり 「神の平和」があなたを守る 小野有五 |
118 | 未来の余白から いさぎよさ、そして断念 最上敏樹 |
106 | news 守られていますか? 子どもの権利条約の精神 青木沙織 |
102 | 能登 再出発の秋を襲った大洪水 島村菜津 |
対談
090 |
幸せは自分でつくる 女性の健康、そして食事 |
暮らし
032 | 暮れの家事 照明をきれいに、明るく 薬師寺祥子/三宅喜之 |
062 | 祖母の味、私の味 140歳の底力 河合真理 |
074 | 120周年・読者投稿 『婦人之友』をきっかけに始めたこと⑮ |
066 | 始めよう!プラスチックフリー・ライフ 読者の実践から |
読み物
007 | アイデアのたね 生活で私を「ケア」する 安達茉莉子(作家) |
084 | こころの深呼吸 ポジティブな感情の波を 海原純子 |
087 | BOOK 哲学は怖くない!? 秋満吉彦 |
110 | フォトエッセイ 新年を待つ 亀村俊二 |
114 | 羽仁もと子とその時代・番外編 北京生活学校の卒業生(下) 森まゆみ |
078 | 自由学園だより |
124 | 友の会ニュース 能登支援/横浜 |
128 | 生活歌集 選・小島ゆかり |
131 | 生活句集 選・山西雅子 |
134 | 編集室から |
136 | f-tomoひろば |
140 | 2024年「婦人之友」索引 |
144 | 2025年・新年号予告 |
146 | 編集室日記 |
今年も世界では戦禍の尽きない年末です。日本は元日の能登半島での地震、各地での豪雨や台風被害など災害が続き、いまだ復興の途上の人々がたくさんいます。その状況に思いを寄せ、一人ひとりできることを続けていきたいと思います。
「今日のいのり」の小野有五さんの言葉にある希望を心に、静かなクリスマスを迎えられたら。
河合真理さんは、140年以上受け継がれてきたミンスミートのお話と、クリームをかけていただく、香り豊かなフルーツケーキを。どうぞお楽しみください。
湯浅誠さんの隔月連載は今年で終了いたします。長年にわたり、世相をとらえ中高生から大人まで心に響くメッセージをくださったことに、感謝いたします。
■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください
今月号の料理・お菓子
【特集】ウクライナ料理とクリスマス
- 鶏肉とそばの実のスープ
- サーロ
- ポルタワのガルシキ鶏肉ときのこのソース
- はちみつケーキ(メドヴィク)
- ヴシュカ(ウクライナ風ラヴィオリ)入りボルシチ
- パムプシキ
- そばの実のカーシャ きのこソース添え
撮影:青山紀子
【祖母の味、私の味】140歳の底力
ヨーロッパ伝統の味 ミンスミート(干果物の洋酒漬け)
レーズンをこの分量どおり多めに入れると味のバランスが取れます。その他の材料は目安なので、お好みで。
- ミンスミートベース
- ミンスミートのケーキ